こんにちは、テクノポートの渡部です。最近ホームページの制作に関する話題をいくつか投稿させて頂いておりますが、今回は制作の前段階、ちょっとしたことでより良いホームページの制作ができるかもしれない事をお伝えできればと思います。
それは
「ホームページを制作するときには会社全体で共有をすること」
です。
今、うちはホームページを制作しているよ。こんな感じで進んでるよ。
という事を社員全員で情報共有しておくだけでもいいんです。「たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、弊社も数多くのホームページを制作してきた中での経験談でもあります。制作や運営に関する事以外に、会社としてのメリットがありますので、まとめさせていただきました。
制作時のメリット
- 製品事例等のコンテンツが集まりやすくなる。
- 社員の作業風景等の写真撮影がスムーズに進む。
- ホームページの方向性が定まりやすくなる。
- 会社全体での意思決定が早くなる。
- ホームページチェックを複数人でできる。
会社全体でホームページの制作を共有することで、コンテンツが集まりやすくなります。製品事例に載せようと思っていた製品を、作ったそばから納品してしまう事のないようにしたいですね。また、思わぬ人から横やりが入って企画を修正せざるをえなくなったり、確認作業に手間取ったりと意外なところで時間がかかることがあります。完成まで出来ているのに、最終確認が終わらず公開できないなんて事が無いように。
特にホームページチェックは、制作した人と別の人が複数人でやった方が、自分で気付かなかったいろんな修正点が見つかるのでお勧めです。
会社にとっては何よりも
「ホームページの制作がスムーズに進み、公開までのスパンが短くなる」
というメリットになるので、制作中は進捗状況など週1回でいいので、共有しておいた方が良いです。
運営時のメリット
- 製品事例等のコンテンツが集まりやすくなる。
- 会社全体での意思決定が早くなる。
主に制作時と同じメリットにもなるかと思いますが、運営していく観点から言っても、共有しておくことでメリットが生じてきます。ホームページ制作時に製品事例を掲載しますが、制作期間に撮影できる製品事例はほんのわずかです。自社の強みとなる技術がつまった製品があった際には、そのシャッターチャンスを逃す事が無いようにしてください。
会社としてのメリット
- 自社のホームページの制作に携わる事で会社愛が増す。
- ホームページがしっかりしていると社員のモチベーションアップにつながる。
- 通常の営業業務に良い影響が出る。
- 営業サイドからの要望をホームページに反映できる。
- 他部署の仕事内容を知ることができる。
まず、自社のホームページ制作に携わることで、社員の会社愛が育まれる事でしょう(多分)。また、自分の製作した自信作が自社のホームページに掲載されているとなれば、嬉しくない人はいないでしょう。更には、それを見て問い合わせが来たとなれば、製作者冥利に尽きるというものです。
営業サイドからしても、自社のホームページにカタログの情報や、営業用の資料を掲載しておき営業部内で共有しておけば、営業先での説明に困ることはありません。また、掲載情報の追加などの要望にも応えられる様になります。
最後に少し会社の規模が大きめのところにはなりますが、他の部署や事業所の内容をホームページを通じて知ることができる様になります。自社の事とはいえ、部署が違えば仕事内容が全く分からない、という事が多々あります。製品の詳細情報や導入事例など自社が提供している価値を共有することで、自社のブランド価値を見直してもらえるチャンスになります。
ホームページの制作に関しては、「自社の売上に繋げる為」が第一目標になるところが多いと思いますが、制作途中においても、情報共有することで自社にとって良い効果を引き起こす事ができます。担当者に任せっきりにしたり、社長一人で頑張るのではなく、会社全体で取り組んでみてはいかがでしょうか?