受託加工業 Webサイト制作 Webコンサルティング

有効な問い合わせが2倍、利益率向上、新業界開拓、さらに仕事の内容まで変化

渡辺工業さまWebマーケティング事例

COMPANY PROFILE

会社名
株式会社渡辺工業
担当者名
代表取締役社長 福田 泰幸様
事業内容
精密板金加工
サイトURL
https://watanabe-kg.co.jp/
導入サービス
Webサイトの制作
Webコンサルティング
Webコンテンツの制作

【本事例の概要】
目的
・Webサイトリニューアルによる集客能力の向上
・特定業界への依存から脱却し、業界を超えた新規顧客開拓を推進
実施した施策
・新規顧客開拓を目的としたWebサイトの構築
・製作事例・技術コラムなどのコンテンツの継続的な追加
・顧客目線に立った分かりやすいコンテンツ設計
成果
・仕事に直結する問い合わせが約2倍に増加
・提案型ビジネスへの転換により利益率が向上
・宇宙産業をリードする機関から指名で発注を受けるなど、新たな業界との接点が拡大

 

顧客紹介

株式会社渡辺工業は、薄板精密板金加工を専門とする企業です。1975年の創業から50年以上にわたり、鉄・ステンレス・アルミニウムを主体とした溶接技術を磨いてきました。「接合の匠」を掲げ、熟練の溶接職人による高品質な仕上がりに定評があります。

当社の強みは、協力企業ネットワークを活用した対応力の広さです。薄板板金だけでなく厚板、機械加工品、表面処理にも一貫して対応できる体制を整えています。

渡辺工業さま 事例

サービス導入前の課題と導入に至った経緯は?

Webサイトは”会社の名刺”止まりだった

以前から当社はWebサイトを運用していましたが、会社の住所や保有設備を簡単に紹介する程度の内容でした。既存の取引先との業務には支障ありませんでしたが、新規顧客の開拓にはほとんど効果がない状態でした。

M&Aを機に社長就任、売上不安定からの脱却を決断

2024年、M&Aにより経営体制が変わり、2025年4月に私が社長に就任しました。既存顧客からの受注は昔に比べて減少傾向にあり、月ごとの売上の変動が大きい状況でした。特定の業界への依存度が高く、リスク分散が必要だと感じたのです。

Webサイトの刷新そのものは私の社長就任以前に決まっており、テクノポートに依頼することも決まっていました。私は検討には関わっていませんが、実際の伴走支援では非常に満足のいく結果を得られています。

支援の成果はいかがでしたか?

顧客目線のコンテンツが問い合わせの質を変えた

まずはWebサイトを構築していただきました。しかし、公開直後は、当社の仕事に関係のない問い合わせも多くありました。そこから引き続き支援していただき、製作事例や技術コラムといったコンテンツを継続的に追加していきました。

担当の小林さんは、板金業界に特化した深い知識があるというわけではないでしょう。しかし、打合せを重ねる中で、当社への理解を積極的に深めてくれました。むしろ業界に詳しくないからこそ、顧客目線で分かりやすいコンテンツを作成できたのだと思います。私たちが当たり前だと思っている専門用語や加工方法も小林さんの視点を通すと違って見えます。初めて問い合わせをする顧客にも伝わりやすい表現になりました。

「Webサイトを見るときの気持ちから逆算してコンテンツを作る」という、小林さんの考え方にも驚かされました。これは、私たちにはない視点でした。
現在は問い合わせの8割以上が仕事に直結する内容で、月によってはほぼすべてが直結することもあります。最終的に有効な問い合わせ件数は約2倍になり、総件数も右肩上がりで増加しています。

私たち技術者はつい保有設備や加工技術を発信しがちです。しかし、顧客が本当に知りたいのは「こういう形のもの(顧客が求めるもの)が作れるか?」ということなんです。製作事例を見て「これに似たものが欲しい」という問い合わせが増え、商談がスムーズに進むようになりました。

受託型から提案型へ——図面支給から相談対応へのシフト

従来は顧客から製作図面を支給され、その通りに加工する受託型の仕事が中心でした。しかし、製造業以外の顧客からも問い合わせが来るようになり、ポンチ絵(ラフスケッチ)やイメージ図から相談されるケースが増えました。現在では、当社が図面作成から支援する「提案型」の仕事へとシフトしています。

提案型が生んだ変化——利益率向上、そして社員のやりがいへ

提案型の仕事には明らかに利益率が高いというメリットがあります。価格競争に陥ることもありません。カスタマイズに対応できる存在として顧客に選んでいただいています。与えられた仕事をこなすだけでなく、自分たちから発想を生み出すという点で、社員のモチベーション向上にもつながりました。

宇宙産業の機関から指名発注——Web発信が開いた新たな扉

グループ会社向けに製作した宇宙関連の部品を親会社がYouTubeで発信しました。それを観た宇宙産業をリードする機関の担当者の方が当社のWebサイトを見てくれたのです。製作事例やコンテンツから「求めるものを作ってくれそうだ」と感じていただけたようで、直接お問い合わせをいただきました。こちらからアプローチしても会えないような顧客から声がかかるというのは今までにない経験で、Web発信の効果を強く実感しています。

今後の展望は?

宇宙・医療・食品——次の業界へ、コンテンツで扉を開き続ける

薄板板金を軸に素材の幅を鉄中心からステンレスやアルミニウムへ、サイズについてもより大きく重いものへ広げていきます。また、宇宙業界だけでなく、食品・医療・建築など未開拓の分野への展開を視野に入れています。「何でも相談できる会社」というポジションを確立したいです。
テクノポートには引き続きWeb支援をお願いしたいと考えています。新たなコンテンツの柱を一緒に作りながら、事業拡大を加速させていきたいです。コンテンツが増えるほど、それをきっかけとして新しい顧客との接点が生まれます。その好循環を今後も続けていきたいですね。