新規獲得に導く”問い合わせたくなる”ウェブサイトの作り方

【執筆者紹介】大後裕子
この記事の執筆者
大後裕子
会社名:C-OILING合同会社
役職:代表 ブランディングコンサルタント
執筆テーマ:製造業のブランディング

【経歴】
ブランディングを主軸に、生活用品メーカーで7年間企画職に従事の経験から、企画立ち上げから海外工場との商談、販促まで商品開発のゼロから一貫して行い、開発商品点数累計約1,200点。
開発商品は各種TV、雑誌など各種メディアに取り上げられる実績あり。
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こんにちは。企業の「技術」と「想い」を伝えるブランディングC-OILING代表の大後 裕子(だいご ひろこ)です。

経営者の方から「ウェブサイトを一新しようと思うんですけど、」で始まるご相談を私がいただくとき、質問の80%は大きく2つのパターンに分かれます。1つ目は「ウェブサイトを一新しようと思うんですけど、採用のことも考えると若い人が見てもかっこいいページにしたいんです。」2つ目は「ウェブサイトを一新しようと思うんですけど、新規取引先を獲得できるようにしたいんですよね。」この2大質問は細かいやり方は変わってきますが、共通して言えることは、ウェブサイトを一新するそもそもの理由と、それにふさわしい戦略を立てることが成功するウェブサイトの鍵を握っていのです。

動的ウェブサイトと静的ウェブサイト

ウェブサイトの閲覧率を上げるためには必須項目があります。例えば、SEO対策はもちろん行うこと。実際に自社のウェブサイトが想定していたキーワードで検索されているか経過観察を続けること。そして更新頻度に関しても定期的な発信を習慣化することも重要です。しかし今回は、この必須項目に取り組む前、ウェブサイトの企画の1番初めに決めていただきたいことについてお話しさせていただきます。

企業のウェブサイトにも大きく分けて2つのパターンがあります。自社の目的の対象となる閲覧者に向けて、必要な情報が速やかに見つけられ、申し込みや問い合わせなどのアクションを起こすための動的ウェブサイト。そして百貨店や銀行のように豊富で幅広い情報が掲載されていて、安心感や・信用性を感じさせる静的ウェブサイトです。ここで大切なのは、動的・静的どちらがいいのかという事は論点ではありません。自社の目的を達成するためには動的・静的どちらがふさわしいのか戦略を立てることなのです。

ゴール設定が動的ウェブサイトの鍵

中小企業の視点でゴール設定を考えた時、必要なウェブサイトはおそらく動的なウェブサイトだと思います。それは新規の顧客が何社かのウェブサイトを見たときに「ここなら頼んでみたい」と期待して問い合わせの電話、もしくはメールを送信し、新しいビジネスが始まるウェブサイトです。では新しいビジネスが始まるようにするにはどうしたら良いでしょう?それは画面の向こうの相手に期待してもらうことです。

あなたの会社の得意分野を頼ってくる相手は、どんな問題を抱えて、どのような解決をしたいのでしょう?そしてこの問題を抱える相手はどんな立場なのでしょう?例えば経営者・担当者・担当者の部下と言う3つの立場から考えた時、知識・視点に差があります。また採用においても同じです。言語化しずらい技術を、経験者・新人どのレベルの人物に届けたいかによっても変わってきます。その立場を理解して製品の説明や掲載する事例、自社のスタンスを掲載していきます。画面の前の相手はどんな立場の人物で、その人物がアクションしたくなることをゴールとして設定することが、ビジネスにつながる動的ウェブサイトを構築する鍵となります。

誰視点でサイトを構築するのか?

現代はウェブ上での比較と検索が当たり前の時代です。そんな各社差別化を図る中で、3Dへの特化やベテラン職人のノウハウや技術、また企画力の高さやスピーディで柔軟な対応といった自社の強みが、求める人の悩みを解決できることをわかりやすく伝えることで、成果は大きく変化しきます。この記事を読んでいるあなたが「ウェブサイトを一新しようと思うんですけど、」と考えているならば、自社の技術のとその技術による解決を求めている人物像をクリアにすることです。その視点を持つことができれば、新規顧客や採用対象が期待を持ってアクションを起こしたくなるウェブサイトの構築ができ、新しいビジネスの可能性を大幅に広げることができるのです。

この記事の執筆者
大後裕子
会社名:C-OILING合同会社
役職:代表 ブランディングコンサルタント
執筆テーマ:製造業のブランディング

【経歴】
ブランディングを主軸に、生活用品メーカーで7年間企画職に従事の経験から、企画立ち上げから海外工場との商談、販促まで商品開発のゼロから一貫して行い、開発商品点数累計約1,200点。
開発商品は各種TV、雑誌など各種メディアに取り上げられる実績あり。
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