株式会社ジェイテクトグラインディングツール様は、ダイヤモンドロータリドレッサ及び超砥粒ホイールの専門メーカーです。トヨタグループ唯一の超砥粒ホイール・ドレッサの専門メーカーであり、自動車部品や工具・金型、半導体関連分野などの高精度加工に必要な超砥粒工具の製造・販売をグローバルに展開しています。

ジェイテクトグラインディングツール様は、会員サイトのリニューアルを通じて、Webマーケティングの強化に取り組みました。サイトリニューアルとSEO記事の制作を弊社テクノポートで担当いたしました。リニューアルの背景から制作会社の選定プロセス、そして実際の成果までを、ジェイテクトグラインディングツールのマーケティング担当加藤様にお伺いしました。

サイトリニューアルの背景と課題

展示会のお客様の資料閲覧用に使用していた会員サイトを全面リニューアルし、新規の見込み客を呼び込めるサイトを作りたかった。

当社が会員サイトのリニューアルを決めた背景には、いくつかの課題がありました。まず、既存の会員サイトは主に展示会のお客様向けの資料閲覧ツールとして活用されており、新規の流入はほとんどありませんでした

そこで、SEO対策の導入も検討していましたが、具体的な進め方に課題を感じていました。適切なキーワードの選定方法や具体的な実施方法、効果測定の進め方などについて、明確な戦略を立てることができずにいました。

サイト運営に関しても、小さな修正でも費用がかかる、導線変更や新規ページの追加が難しいなどの課題があり、コーポレートサイトとは別に専用サイトを制作したにも関わらず、サイトの成長が停滞していました。

サイト制作会社の選定

4社の制作会社から、製造業への理解度とSEOの実績を重視し、発注先を慎重に選定した。

サイトリニューアルを実施することを決めた後、展示会への参加、営業メール、インターネット検索、既存の取引先からの紹介などから、4社程度の制作会社を比較検討しました。

選定にあたっては、SEO対策への取り組み実績、製造業に対する理解度、費用対効果、コミュニケーションの柔軟性などを重視しました。

テクノポートに決めた理由

製造業に特化した実績があり、最終的な成果までを重視したSEO戦略を提案してくれたテクノポートを選定した。

最終的に、テクノポートさんに決めた理由はいくつかありました。まず、製造業に特化したWebマーケティングのサービスを提供しており、実績も豊富で、当社のニーズを理解してくれていると感じた点です。

さらに、テクノポートさんは単純にホームページの流入数を増やすことだけを目的とするのではなく、実際の引き合いにつながるようなキーワード選定や戦略を提案してくれました。状況に応じてページの修正やリンクの張り方などを柔軟に提案・対応してくれる姿勢も助かりました。

サイト制作の進め方への評価

丁寧なヒアリングと目的を重視した制作進行で、スケジュール通りにサイトを完成。

サイト制作は2023年9月頃から開始し、同年12月に公開されました。

目的の異なる各ページの内容を決める際にも、詳細なヒアリングを行ってくれました。当社の要望や目的を十分に反映したページを制作することができました。単に見栄えの良いページを作るだけでなく、各ページがどのような目的を持っているのか、Webサイトを見る人の導線を意識して制作してくれました。

コミュニケーションの面でも相談しやすい雰囲気があり、疑問点や修正要望を気軽に話すことができ、さらに迅速かつ的確に対応してくださり、予定通りのスケジュールで高品質なサイトを公開することができました。

サイトリニューアル後の成果

リニューアル後、SEO効果で資料ダウンロード数が約3倍に増加し、具体的な商談につながるようになった。

サイトリニューアル後にはすぐに具体的な成果が見られました。まず、コラムを公開すると、短期間でSEOの効果が表れるようになりました。これは、テクノポートさんの戦略的なキーワード選定と、当社ドメインの持つ強さ（＝ドメインパワー）が相まった結果だと考えています。全体的な流入数も増加し、ユーザーのニーズに応じたコンテンツを取り入れたことで、サイトの滞在時間も延びています。

SEO効果とサイトリニューアルによる導線強化により、資料ダウンロード数が3倍以上に増加し、新規見込み顧客のリード獲得が可能になりました。

今後の展開について

リード獲得数の更なる増加を目指し、コンテンツ拡充や導線改善、新しい施策の導入を計画していきたい。

サイトリニューアルによって一定の成果を得られましたが、さらなる改善を目指して注力していく予定です。まず、増加した流入をさらに資料ダウンロードにつなげることが重要だと考えています。そのために、ユーザーの行動傾向を詳細に分析し、今後も効果的な導線改善を行っていきたいです。

また、ユーザーニーズに合わせた資料や記事の作成にも力を入れていきたいと思っています。特に、ダウンロードにつながりやすい資料（ホワイトペーパーなど）の拡充を行いたいです。資料ダウンロード後の営業フォローもさらに強化し、より多くの商談につなげられるよう、フォローアップの質を高めていきます。

さらに、今後はリスティング広告やSNSマーケティングなど、新たなデジタルマーケティング施策の導入も検討していきたいです。