サプライヤー企業 Webサイト制作 Webコンサルティング コンテンツマーケティング

高級皮革製品市場をターゲットに下請脱却を目指す

COMPANY PROFILE

会社名
株式会社小羽皮革
担当者名
代表取締役社長 山田様
事業内容
皮革製品のクリーニング
サイトURL
https://kobahikaku.co.jp/
導入サービス
Webサイトの制作
Webコンサルティング
Webコンテンツの制作

下請脱却のためにWebマーケティングを開始することに

株式会社小羽皮革は、皮革製品をはじめ日用衣類や着物など、全国のクリーニング店からの仕事を一手に引き受けています。同社は、2018年の春頃より本格的に弊社のWebマーケティング支援を導入しました。Webマーケティングの本格導入を決めた同社でしたが、クリーニング業界でWebサイトの運用をこれから始めるのはかなりの後発でした。そのような状況下で同社のWebマーケティングをどのように成功へと導いたのか。その具体的な施策をご紹介します。

 

市場調査を行い高級皮革製品クリーニング市場をターゲットに

ターゲットとする市場の選定

まずユーザがどのようなキーワードでクリーニング業者を探しているのかを調査しました。その結果、多くのユーザが低価格な業者を探している傾向があることが分かりました。しかし、低価格市場をターゲットとしても同社が抱えている課題解決にならないため、高い利益率が確保できる分野がないか、慎重に分析を進めました。
分析を進めいくなかで、ブランド皮革製品の分野が価格よりも品質やサービスの高さを求めている傾向が分かり、同社の強みとも整合性が高いため、この市場をターゲットとすることを決めました。

ブランド名キーワードでアクセス対策

キーワード調査を進めた結果、「皮革クリーニング」といった抽象度の高いキーワードから、「財布 クリーニング」「バッグ クリーニング」といったもう少し具体的なキーワードでの検索需要が多いことが判明しましたが、それ以上に一般的にはロングテールキーワードとなりそうな「ブランド名 クリーニング」といった具体度の高いキーワードの検索需要が極めて多いことが特徴的な市場であることが分かりました。
これらの検索需要を捕まえるために、検索需要の高い人気ブランド順にブランド別ページを作成すると共に、ブランド名キーワードを意識したクリーニング事例を増産することにしました。

信用度を高めるために

上述した対策を行うことにより多数のアクセスを獲得するに至りましたが、すぐには問合せが増えませんでした。当市場は競合サイトが多い上に、エンドユーザの選別基準に「価格が安いこと」という要素が弱いこともあり、複数の業者から相見積もり取らない傾向があることから、Web上で選ばれなければ一向に問合せには至らない市場なのではないか、という仮説を立てました。
そこで、エンドユーザからの信用力を高め、競合サイトよりも安心して任せられる業者であることをアピールすることにしました。具体的には、当社の最大の強みである「完全自社施工であること」を伝えるために、工場内の様子が分かる写真を多く掲載すると共に、「施工実績がどこよりも多く経験豊かであること」をメッセージとして訴求しました。その結果、エンドユーザからの問い合わせは右肩上がりで増加中です。

お客様の声

 

株式会社小羽皮革 常務取締役 山田様

導入のきっかけは取引先からの紹介

一昔前からクリーニング市場は年々減少の一途を辿り、価格競争に巻き込まれるなど、厳しい市場環境へと変化していました。そこで、クリーニング店からの下請け仕事ではなくエンドユーザ(一般消費者)から直接仕事を受けることで、仕事量の確保と利益率の向上を目指すという新たな経営方針が立てられました。その中の目玉の施策としてWebマーケティングを本格的に始めようと社内で話が持ち上がっていたところ、テクノポートさんを取引先からご紹介いただきました。紹介元の会社もテクノポートさんにWebマーケティングを頼むようになってから多くの新規取引先を獲得できたと言っていて、とても信頼できそうな会社だったので、支援をお願いすることにしました。

積極的な提案に感謝

Webマーケティングといっても初めての取組だったため右も左もわからない状況でしたが、テクノポートさんから積極的に色々なご提案をいただけるので大変助かりました。Webサイトを立ち上げる前に市場調査を行い「クリーニング市場の中でも皮革クリーニングの分野が最も利益率を確保しやすそうなので、この分野に特化しましょう」とか、ページ構成を考えるときには「ブランド名を絡めたキーワードの検索需要が多いのでブランド別ページを量産しましょう」など、定量的な分析を前提とした具体的なアドバイスをいただけました。
アドバイス通りに施策を繰り返すと面白いように結果に反映されました。短期間でこれだけの成果を挙げられたことにとても感謝しています。

今後はさらなるブランディングを進めていきたい

Webサイト経由の売上はもっともっと増やしていきたいと考えています。そのためにはアクセスを増やす対策はもちろんですが、Webサイトのブランディングを更に進めていく必要があると感じています。Webからの問い合わせのほとんどがハイブランド品のクリーニングばかりなので、富裕層の方が安心して依頼できるようなイメージを与えることが大事だと考えるからです。
また、皮革クリーニングの分野で目標の売上を挙げることができたら、着物クリーニングなど付加価値の高い分野に特化したWebサイトを立ち上げたいと考えています。テクノポートさんには末永く弊社を支援していただけることを期待しています。