部材・完成品メーカー Webサイト制作 Webコンサルティング

コロナ禍でもデジタルマーケティングが展示会に代替する営業手段として活躍

COMPANY PROFILE

会社名
サイエナジー株式会社
担当者名
代表取締役 元田 良一 様
事業内容
軟X線検査装置およびシステムの開発・製造
サイトURL
https://scienergy.jp/
導入サービス
Webサイトの制作
Webコンサルティング
リスティング広告運用代行

サイエナジー株式会社は、軟X線技術を活用したX線検査装置の開発・製造を行っています。軟X線技術によりさまざまなフィルム素材への対応が可能となり、今までは難しかった検査工程の自動化を実現しています。当製品をデジタルマーケティングにより拡販していきたいとのことで、2019年に当社へWebサイトのリニューアルをご依頼いただきました。

デジタルマーケティング施策の概要

Webサイトのリニューアルと公開後の運用支援(コンサルティング)を行うことで、リード獲得面を中心にご支援させていただくところから始まりました。主要キーワードである「X線検査装置」のほか、「噛み込み」「液漏れ」などといった用途系キーワードでのSEO対策を行い、多くのリード獲得を実現しました。

次に、展示会で獲得したリードやWebサイトから資料ダウンロードしたリードとの効率的な商談化を目指し、MA(マーケティングオートメーション)の導入支援を行いました。定期的なメール配信を行うとともに、スコアの高いリードを中心に後追い営業を行うことで、商談化率が高まり、営業効率の向上も図ることができました。
最近では、コロナ禍で展示会出展が不可能となった影響で獲得できなくなったリード数を補うためにリスティング広告を開始し、Webから獲得できるリード数をさらに伸ばすことに成功しています。

X線センサシステム

お客様の声:代表取締役 元田良一 様

サービス導入のきっかけは?

Webリニューアルを考えていた頃は、今までは外注していた装置の製造を内製化し、いわゆるファブレス企業から製造業への転身を図ろうとしていた時期でした。その頃は展示会でそれなりに顧客獲得ができていたのですが、展示会での営業活動に依存してしまい、受注の波が激しいのが難点でした。製造の内製化を実現するには、なるべく受注を平準化したいと考えていました。
そこでデジタルマーケティングの活用を考え始めたのですが、当時のWebサイトは月にアクセス40〜50件で、問い合わせも月に1件程度という状況。改めて客観的にWebサイトを見直したときに、「これでは顧客獲得に繋がらないな」と思い、Webサイトのリニューアルを頼める業者を探し始めました。

Web業者を探す際の選定基準は何でしたか?

Webサイトのリニューアルを外注するにあたり、頭の中にあった選定基準は「Webサイト制作だけではなくマーケティングにも強いこと」「製造業の支援実績が豊富にあること」の2点でした。インターネット検索をして業者を探していたところ、普通のWeb業者はたくさんいましたが、製造業のマーケティングに特化している会社はテクノポートさんだけでした。
実はテクノポートさんのほかにもう一社、比較検討した会社がいました。しかし話を聞いたところ、任せても既存のWebサイトとあまり変わらなさそうな印象を受けたので、テクノポートさんを選定するに至りました。

導入後にどのような成果がありましたか?

月によって多少の波はありますが、多いときの問い合わせ数は以前の十倍くらいにはなっていると思います。
また、以前から展示会で獲得したリードへ一斉メールを送るなどの行動は行ってきましたが、開封率などの効果測定ができていませんでした。MAを導入することで、リードの反応がわかるようになり、ホットリードに絞り込んで営業アプローチできるようになったので、営業効率を大きく上げることができるようになりました。

その他サービスに対する感想があればお願いします

個人的には、いろいろなマーケティング施策を手伝ってもらって、勉強になったという印象が強いです。今までは、新たなマーケティング施策を思いついても具現化することが難しかったのですが、テクノポートさんのおかげで思いついたことをすぐ実行に移せるようになりました。
施策は数打って、その結果を見て継続するか否かの判断を行うべきだと考えているので、施策を実行する際のハードルが下がったことは大きな利点と感じています。

今後の展望について

コロナの影響もありますが、企業の設備投資が落ちているので、弊社としてもビジネスモデルの変革が求められていると感じています。今はクライアントは大手企業が中心ですが、大手だけでなく、中小企業も含めて取り込めるようにしていきたいです。
おかげさまでコロナ禍においても、いただける引き合いの数は変わらず、受注数も順調に推移しています。「納品は緊急事態宣言が明けるまで待ってほしい」との要望も多くありますが、ここは耐え忍び、コロナが収束する頃には一気に事業拡大できるよう、今のうちにいろいろと種を仕込んでおきたいと考えています。

サイエナジー社屋