サプライヤー企業 Webサイト制作 Webコンサルティング 技術ライティング Webマーケティングでは難易度の高い量産案件の受注に成功 2021.06.25 COMPANY PROFILE 会社名 株式会社長野サンコー 担当者名 営業課 忠地 様 事業内容 プレス金型の設計・製作およびプレス加工 サイトURL https://www.naganosankoh.jp/ 導入サービス Webサイト制作、Webコンサルティング 株式会社長野サンコーは、高度な絞り加工技術を武器に、プレス金型の設計・製作からプレス加工まで一貫で対応しています。同社では、既存のプレス加工機だけでは製造できない製品があれば、製造を可能にするための専用機を開発し、その加工製品専用の生産ラインまで構築してしまうほどの技術とノウハウを有しており、その実力は他社の追随を許しません。 弊社では、2020年5月にWebサイトのリニューアル制作をお手伝いさせていただくとともに、公開後のコンサルティングとして、定期的なアクセス分析とコンテンツ制作も含めた更新活動を継続的に支援しています。 Webマーケティングでは難易度の高い量産案件の受注に成功 長野サンコーが目指していたのは、Webマーケティングでは難易度の高いとされる量産案件の受注でした。同じ金属加工業である切削加工業や板金加工業であれば、ロット数の少ない案件の獲得を比較的容易に行えます。しかし、量産案件はインターネット上で取引される案件数が絶対的に少なく、受注難易度が高いと言われています。 そのような難条件を乗り越えるためには、相当数のアクセスユーザをWebサイトへ呼び込む必要があります。そのため「絞り加工」や「プレス金型」といった検索需要が大きく、SEO難易度の高いキーワードによる検索上位表示が必須と考えました。難易度の高いキーワードによるSEO対策を成功させるために、技術紹介ページの解説コンテンツを一部弊社にてライティングさせていただくとともに、大量の加工事例を掲載することで、コンテンツリッチなWebサイトを作り上げました。 その結果、対策キーワードでの検索上位表示を実現するとともに、多くの引き合い獲得に成功。リニューアルから1年経たずして、超大型の量産案件の受注を達成することができました。 プレス金型技術の紹介ページ お客様の声:営業課 忠地 様 サービス導入の背景について教えてください 以前から従前通りの新規開拓営業に対する変革の必要性を感じていました。これまで展示会への積極的な出展による新規開拓営業を行っており、これだけでも有効な手段にはなっていましたが、その活動にプラスして将来的に営業活動の主流になると思われるオンライン上での営業にいち早く取り組むべきだと考えたからです。 様々な営業向けITツールの中からWebマーケティングを最優先に取り入れようと考えたのは、個人的に思い描いていたネットとリアルを融合させる営業手法との親和性が最も高いと考えたからです。そのため、今回のWebリニューアルプロジェクトは私自身が起案し、会社からの承認を得る形で進めました。 他社サービスとの比較検討はしましたか? 業者を選定するに当たり、複数の会社と接触しましたが、見積もりと具体的な提案内容まで提示していただいたのはテクノポートさん含め2社だけです。選定基準として「製造業のWebマーケティングに強い会社」ということがあり、その点どちらの会社も製造業に特化している会社でした。 2社とも提案内容は満足のいくもので、どちらの会社に依頼しても良い結果が出そうなイメージはありました。最終的な決め手となったのは、テクノポートさんからの提案内容のほうが理想としていた形に近かったという点でした。 リニューアル後にどのような成果が出ましたか? リニューアル前のWebサイトは年に数件問い合わせが入る程度でしたが、リニューアル後は毎月コンスタントに3件以上の問い合わせが入ってくるようになりました。 その問い合わせの中から試作案件はいくつか受注していたのですが、先日ついに大手自動車部品メーカーから大きな量産案件を受注することができました。量産数量が多い上に安定した受注も見込めることから、社内ではWebマーケティングにより素晴らしい顧客に巡り合うことができたと盛り上がっています。 導入した感想(良かった点や悪かった点)があればお願いします 良かった点は、Webマーケティングの一番の目的であった引き合いを増やすという点において、数字で明確に成果が現れていることです。期待していた通りのWebマーケティングが実現できていることにとても感謝しています。 悪かった点はありません。テクノポートさんのサービスを導入したことによるメリットは沢山ありますが、デメリットは微塵もありません。 定期的に提出してもらえる提案レポートには、更なる改善のために実施すべきことが詳しく書かれています。その改善を実施していくのはなかなか大変な作業ではありますが、やれば検索順位アップや引き合い増加といった具体的な成果に結びつくので苦労も吹き飛びますし、次も頑張ろうというモチベーションにつながっていきます。また、文章を作成する機会が増えたことで、文章作成能力が多少レベルアップしたかもしれません!? これからWebマーケティングに取り組む方へアドバイスがあればお願いします 昨今の時代の流れを考えると、営業のDXに注力するかしないかが勝ち組と負け組を分かつ一因になると思います。そのことを頭でなんとなくわかってはいても、なかなか具体的な行動に移せない人も多いのではないでしょうか。 Webマーケティングの成功事例が多いBtoCビジネスでは、オンライン営業に注力することが当たり前になっており、その成果が企業の明暗を分けていますが、BtoBビジネスではまだまだ取り組みが遅れているように感じます。しかし近い将来、BtoCで起こった変化がBtoBにも現れるであろうと思われ、そうなればやはりオンライン営業への取り組み度合いが企業の明暗を分けていくことになるのではないかと想像します。 今回、Webサイトリニューアルの最中にコロナ禍が発生しました。これは当然ながら想定外の出来事でしたが、結果的に絶妙なタイミングでリニューアルが実行できたことになります。もしこのタイミングでWebマーケティングに取り組んでいなければ、顧客訪問や展示会出展ができない状況において新規開拓の営業活動は壊滅的な状態になっていたはずです。 そのような中で「コロナ禍を読んでいたかのような動きですね」と言われることがありますが、新型コロナによって起きた変化は5年10年先に起こるはずだったことが前倒しされただけだと思いますので、単に先を見て動いてきた結果が早く現れたという感覚です。 自動車業界でも100年に一度の大変革期を迎えており、この先数年間で製造業全体に様々な影響を及ぼすことになると思われますが、この急激な変化の波に飲み込まれないよう、一人でも多くの方にこの記事が参考となれば幸いです。 毎月のWeb戦略会議によって社員の取り組み…前の事例 コロナ禍でもデジタルマーケティングが展…次の事例