受託加工業 Webサイト制作 Webコンサルティング

オープン戦略による新規顧客の開拓事例

サービス導入後の効果

COMPANY PROFILE

会社名
株式会社 渡邊製作所
担当者名
代表取締役 渡邊 正紘 様
事業内容
機械加工、組み立て、部品調達
サイトURL
https://www.watanabe-lab.co.jp/
導入サービス
Webサイトの制作
Webコンサルティング

渡邊製作所は、機械加工から組立まで一貫対応が可能な製造業者で、IoTの導入にも積極的に取り組んでいます。鋳物・鍛造・ロストワックスといった特殊材の調達や表面処理なども、自社の独自ネットワークを活用しながら柔軟に対応しており、小物から大物まで多品種・小ロットでの生産体制を整えています。そのため、複数の部品をまとめて依頼できる点も特長です。
 
ただ、「なんでも対応できる」という強みゆえに、逆に技術的な個性を打ち出しにくいという悩みも抱えていました。そうした中で、“できることを隠さずすべて見せていく”というオープン化戦略に舵を切った結果、具体的な技術に限定しない幅広い問い合わせの獲得につながっています。

 

サービス導入前の課題

もともとWebサイト自体はありましたが、正直なところ“あるだけ”の状態で、採用情報もほとんど掲載していませんでした。「ホームページがないと体裁が整わない」といった程度の認識だったと思います。

そのような状況の中で、関連会社であるアドレックが先に御社(テクノポート)の支援を受けており、そこで成果が出ているという話を聞きました。それをきっかけに、「自社でもしっかり取り組めば、新しい取引先の開拓にもつながるのではないか」と考えるようになりました

採用だけでなく、インサイドセールス的なアプローチにも広げていきたいと感じたのは、そうした流れがあったためです。

代表取締役 渡邊 正紘 様

サービス導入のきっかけを教えてください

当時はちょうどコロナ禍で、展示会に出展することも難しく、対面での営業活動がほとんどできない状況でした。そうした中で、「それならホームページをきちんと整えてみよう」と考えるようになりました。ちょうどその頃、関連会社であるアドレックが御社(テクノポート)と取り組んでいたこともあり、それを参考にしながら自社でも導入を検討するようになりました。

検討の際は2〜3社ほど比較しましたが製造業に特化していること、そして実際に掲載されていた事例が自社と近い業種だったことが決め手になりました。コストについても、内容を踏まえれば高いとは感じませんでした。

 

サービス導入後の成果について

導入前は、新規の引き合いがあっても年間で1件あるかどうかという状況でした。それが今では、月に2〜3件ほど問い合わせが入るようになっており、狙っていた水準にはしっかり届いています

Webコンサルティングのサポートについてはいかがでしたか?

途中からWeb施策に関わるようになった社員もいましたが、そうしたメンバーもゼロから手探りの状態でスタートし、コンサルティングを受けながら少しずつ勉強していきました。その中で、実際にコラム記事の執筆にも挑戦しており、業務の幅も広がってきています。教育の側面も含めて、社内にノウハウが溜まりつつあるのは大きな収穫だと感じています

SEO記事を書くのは簡単ではありませんが、自分たちで言葉にして伝えることで、社内の整理にもつながっていると思います。

ホームページからの問い合わせに対する受注率についてはどうですか?

大体10件の問い合わせがあると、そのうち1〜2件はしっかりとした案件に結びついています。年間で見ると2〜3件の受注にはなっていて、以前と比べるとかなり成果が出ていると感じています

中でも一番大きな成果は、住友精密工業様との取引につながったことですね。継続的に案件をいただいており、今も関係が続いています。

Webサイト経由でいただくお問い合わせの中には、難易度が高く、数点のみの小ロット対応だったり、受注までにお時間をいただくような案件もあります。
ただ、そうしたご相談は技術的にやりがいがありますし、結果として信頼につながっている実感があります。

今後の展望について教えてください

Webからの引き合いや実際の受注につながる流れが少しずつできてきているので、今後もこの取り組みは継続していきたいと考えています。

一度きりの施策で終わらせるのではなく、地道に発信を重ねていくことで、自社の強みや技術力を必要としてくれるお客様に出会える可能性が広がると感じています。コラムの執筆やWeb運用は簡単ではありませんが、社内にもノウハウが少しずつ蓄積されてきていますので、今後はそれを活かしながら、さらに内容を深めていければと思っています。

これからも御社(テクノポート)と連携しながら、自社の魅力を外に伝えていく仕組みを、しっかり育てていきたいですね。