こんにちは。テクノポートの渡部です。
自社のホームページのアクセス解析を見て、アクセスはあるのに問い合わせがなかなか来ないなと思ったことはありませんか?
一般的に、ホームページに訪れた人の中で、お問い合わせをする人の確率は、約1%と言われています。100人の訪問者がいた場合、1人は問い合わせをしてくるという計算ですね。
この1%という数字を大きく下回っている場合、問い合わせの確率を上げる施策をしていくわけですが、そのためには、アクセス解析の結果からユーザーが求めるコンテンツを追加したり、またはニーズの高いユーザーを集客するためにSEOを強化したりと、トライ&エラーを繰り返しながらホームページの更新をしていくことになります。
しかし、ちょっとした更新をすることで、問い合わせしてくる確率が格段に上がるということもあります。今回は、そういった「ちょっとした」更新をご紹介したいと思います。
この記事の目次
まず最初に
そもそも「ホームページから問い合わせが1件も来ない!」という方へ。
まず最初に問い合わせフォームがちゃんと動いているかどうか確認をしてみましょう。メールフォームがちゃんと動いていても、「ホームページからの問い合わせが来るメールアドレスの設定をしてなかった。」なんてこともあり得ます。まずは、システム的に問い合わせフォームがちゃんと動いている事を確認しておきましょう。
ユーザー目線に立って考える
最も効果的なのは、自分が1人のユーザーになって、自社のホームページから問い合わせをしようとしてみることです。そうすると意外と使いづらいところが出てきます。
お問い合わせバナーを目立つ様に
いざお問い合わせをしようとしても、どこからお問い合わせをしていいのかわからない・・・。実際お問い合わせのバナーを目立つ色のバナーに変更しただけで、お問い合わせ率がUPしたという事例はたくさんあります。ページメニューの中にあるかと思いますが、ヘッダーやフッターにもバナーを設置するなど、すぐに問い合わせのページにいけるように目立たせましょう。
電話番号を大きく表示
製造業の方だと、メールフォームにいちいち項目を入力するよりも先に電話しちゃうって方も多いです。実際に弊社のクライアントにお話をお聞きすると、半分ぐらいが電話での問い合わせという会社もあります。お問い合わせのバナーと併せて、すぐに電話番号がわかるように、でかでかと表示させましょう。
フォームに無駄な項目があれば削除
お問い合わせからできるだけ情報を入手しようとして、多くの項目を必須項目にしていませんか?
入力する側からすると、項目が多いと面倒になって
「・・・やーめた。」
となりかねません。役所などで書類を書くときに、書かなくていいところはできるだけ省略して、提出したことはありませんか? ホームページの問い合わせフォームも同じです。問い合わせ後の打ち合わせでわかる項目などは、いっそのこと削除してしまうのも手です。
問い合わせのハードルを下げる
これは一長一短になりますので、無駄な問い合わせは呼び込みたくないという方は読み飛ばしてください。
「とにかく多くの問い合わせを引き込んで見込み客リストを獲得して営業の力で何とかする!」
という方向けになります。
「無料」の力を利用する
1円のチョコレートと50円の高級チョコレート(定価の半額)でどちらかを買うという選択肢の場合、過半数が高級チョコレートを選ぶそうです。しかし、1円ずつ安くして、無料のチョコレートと49円の高級チョコレート(定価の半額以下)にすると結果は逆転し、過半数が無料のチョコレートを選ぶそうです。
この無料の力を利用して
- 見積りは無料で承ります。
- サンプルを無料にて提供しております。お問い合わせフォームからご連絡ください。
など、無料の力を利用した文言をお問い合わせフォームなどに追加してみてください。
「目先の満足」を満たす文面を入れる
人は遠く先の大きな満足よりも、目先の小さな満足を優先させる傾向があります。つまり、3日かかって詳細な見積もりが届くよりも、概算でも当日に返事がくる方が安心感があって、満足するということです。実際に弊社のお客様でも見積もりまでの返答時間をホームページ上に掲載することで、成功している事例もあります。
いかがだったでしょうか?後半はちょっとした心理学を利用した手法です。どれもコンテンツの内容や、SEOを意識せずにできる簡単な手法ですので、是非試してみてください。