ECサイト構築の方法とそのメリット・デメリット

【執筆者紹介】渡部 仁志
この記事の執筆者
渡部 仁志
会社名:テクノポート株式会社
役職:コンサルティング課、上級ウェブ解析士
執筆テーマ:ホームページの制作に役立つ記事や、Webに関する最新情報など
【経歴】
2013年入社。
ホームページ制作ディレクションやWeb解析の仕事に従事。上級ウェブ解析士の資格を持ち、GA4の活用方法について幅広い知見を持つ。
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こんにちは。テクノポートの渡部です。ホームページ制作の相談を受ける際、

「自社の製品を販売していきたいからECサイトができないか?」

と相談を受けることがあります。皆さんも自社製品を作ると同時にそのようなことを考えたこともあるのではないでしょうか?本日はECサイト構築の方法とそのメリット、デメリットについて考えてみたいと思います。

ECサイト構築の方法

まず構築の方法ですが、大きく分けて下記の3つがあります。

  1. 自社サイトにEC機能を付ける
  2. ECサイトを別途制作する
  3. EC機能のついたショッピングモールに出店する

それぞれのついてメリットとデメリットを見てきましょう。

自社サイトにEC機能を付ける

自社のサイトにそのままECの機能を追加する方法です。弊社でお手伝いをさせて頂いた例だと下記のサイトになります。

株式会社デジタルファクトリー(https://dfc-3d.com/

この構築の方法の最大のメリットは、SEO対策から集客したユーザーを、そのまま購入というアクションまでスムーズに誘導出来る事です。それも併せ下記の様なメリットとデメリットがあります。

【メリット】

  • 自社のサイトに訪問してきた人をスムーズにECに誘導できる
  • 運用コストが安い

【デメリット】

  • EC機能の構築や自社サイトのSSL化などで初期コスト、工数がかかる
  • 自社のサーバーの状況次第では対応できず、サーバーを引っ越す必要がある

ECサイトを別途制作する

自社サイトとは別に、別ドメイン、サブドメイン等でECサイトを丸ごと制作する方法です。やり方としては、

  1. 全く新しくゼロからECサイトをオリジナルで作る
  2. ECサイト制作サービスを活用してECサイトを制作する

の2つがあります。1の方法に関して、自社サイトに付ければいいという考え方もありますが、自社の事業内容と全く違うものを販売する場合、別サイトを作った方が良いこともあります。

ECサイト制作サービスは今では多数ありますが、「BASE」というサービスが無料でECサイトを制作できるサービスとして台頭してきています。(https://thebase.in/

BASEはサイト構築費や月額利用料がすべて無料で、商品が売れた時や、お金を引き出す段階で料金が発生するシステムなので、気軽に始めてみてはいかがでしょうか?以前に取材させて頂いた株式会社日翔工業さんのグラスや、有限会社相和シボリ工業さんの漆タンブラーなどはこちらのBASEで販売サイトが制作されています。

株式会社日翔工業(PROGRESS)http://sunfly.shopselect.net/

有限会社相和シボリ工業(漆タンブラー)https://kintai.thebase.in/

【メリット】

  • 自社の事業と関係のない製品でも問題なく販売できる
  • ECサイト構築のサービスを活用する場合、テンプレが豊富に用意されているものもあり、素人でも制作が可能

【デメリット】

  • あくまでも自社サイトとは別になるので管理が大変
  • サービスを活用しない場合、通常のサイトを作るよりも工数、コストがかかる

EC機能のついたネットのショッピングモールに出店する

有名なところでいうと「Amazon」や「楽天市場」に出展する方法。最近では個人でも出品可能な「メルカリ」もあります。

【メリット】

  • 出店先サイトのEC機能を利用するので、自前で用意する必要がなく、そのサイトに登録していれば、ユーザーが決済に必要な情報を入力する手間を省く事が出来る
  • サイトの構築をしなくて済むので手軽に始められる

【デメリット】

  • 月額の費用や、商品が売れるごとの手数料が他の方法に比べると高い

で、結局何がいいのか?

いろいろECサイトについて構築方法を紹介しましたが、結局自社にとってどれが一番いいのか?について。まずは自社製品の販売をしていることを自社サイトにて掲載し、お問い合わせフォームの個別対応から始めることをおススメします。

その際には注文専用のお問い合わせフォームの別途作成や、お問い合わせ内容にそのままコピペできる、注文用テンプレートを用意するなど、「注文しやすい」仕組み作りは心がけましょう。

その後、販売がある程度見込める規格品の販売に関して、自社での手間が大変と感じるようになってきた段階で、ショッピングモールへの出店や自社サイトのEC機能追加を検討するぐらいでいいと思います。その際にはかかるコストと削減できるコストや手間を比較計算してそれに見合う方法を見つけてみて下さい。

この記事の執筆者
渡部 仁志
会社名:テクノポート株式会社
役職:コンサルティング課、上級ウェブ解析士
執筆テーマ:ホームページの制作に役立つ記事や、Webに関する最新情報など
【経歴】
2013年入社。
ホームページ制作ディレクションやWeb解析の仕事に従事。上級ウェブ解析士の資格を持ち、GA4の活用方法について幅広い知見を持つ。
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