SEO対策の成果とは?成果を確認してPDCAを回す方法

【執筆者紹介】永井 満
この記事の執筆者
永井 満
テクノポート株式会社 東海地方責任者

自動車部品の世界的大手メーカー(ボッシュ)で設計開発を経験。
技術的な背景を持つWebマーケターとして、製造業界のWebマーケティングを強化する。大手メーカーでの設計開発経験を活かし、技術コンテンツの制作に強みを発揮
技術の深い理解をマーケティング戦略に融合させ、価値ある成果を提供。

【経歴】
日本大学大学院航空宇宙工学専攻(修士)
ボッシュ株式会社でディーゼルエンジンのポンプ設計を担当

【専門領域】
・技術マーケティング
・技術の魅力的な伝え方
・技術コンテンツのSEO

【セミナー講師実績】
 主催:株式会社日本テクノセンター
 テーマ:技術先行型の新製品開発法と技術マーケティングの効果的な推進ポイント

【寄稿実績】
・伝え方が悪いと逆効果! Webで自社技術に興味を持ってもらうための戦術
・技術者なしのマーケティングはあり得ない! 巻き込みに必要な考え方
・マーケターにも技術的知識が必須に マーケティング成功の鍵は「相互理解」
・製造業のマーケティング担当者必見、「サプライヤーの探し方と選定基準」の本音」
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こんにちはテクノポートの永井です。

今回はSEO対策を行った記事の成果の確認方法とその後どのように対応すればいいのかを紹介します。

SEO対策の成果とは

SEO対策の成果は「検索順位」ですが、成果がでるまでに一定期間必要です。また、結果は日々変動するため継続的に確認していかないといけません。

成果が現れるまでの期間

SEO対策を施した記事の順が変動するまで約1ヶ月〜3ヶ月、長いときは6ヶ月かかることもあります。また、コンテンツの作り方によっては順位が下がる可能性もあるので、注意してください。

順位は一気に上がる場合もありますし、徐々に上がっていくこともあります。競合のコンテンツが弱い場合は一気に上がり、競合もSEO対策を施している場合は徐々に上がっていくことが多いですが、いずれにしろGoogleが良いコンテンツと判断すれば順位は上がっていきます。

チェックポイントとしては、記事公開後1ヶ月で順位を確認します。順位が少しでも上がっている場合はそのままで大丈夫ですが、全く変わらない、もしくは下がった場合はコンテンツを見直したほうがよいでしょう。

次に3ヶ月後に順位を確認します。大体この段階での順位が標準的な順位になりますので、さらに順位をあげようと思った場合はコンテンツの見直しが必要になります。

ただし、競合のコンテンツが強く、かつ自社の順位もある程度高い場合は順が入れ替わるまでさらに時間がかかる場合もあります。

公開から6ヶ月後の順位は確定順位として考えてよいでしょう。

順位は毎日変化する

検索順位は毎日変動するため、順位を正確に追いかけたい場合は毎日順位を確認しなければなりません。毎日の確認が手間な場合は、パスカルというツールを利用してみても良いと思います。テクノポートはパスカルを使っています。

また、順位は検索する地域でも変わってくるため、絶対値を評価することは難しくなってきています。順位を決める場合は、「自分のPCでの検索結果を正とする」など基準を決めるなど工夫すれば問題ありません。

検索順位が上がらなかったときの対応

検索順位が上がったときは特に何もする必要はありませんが、順位が上がらなかったときは記事の見直しなどを行っていく必要があります。ただし、ドメインの古さなど変更できない内容もありますので、注意が必要です。

ドメインの古さを確認する

SEO対策をするために情報を網羅して記事を作ったが、順位が思った以上に上がらないというケースがあります。そんなときは「ドメインの取得日」を調査してみてください。

ドメインの古さが検索順位に影響を与えているケースがよくあります。Googleは信用できる情報源が出している内容を上位表示する傾向にあります。

製造業関係の場合、古いドメイン=長期間会社を維持している=信頼できる企業とGoolgeが判断し、検索順位に影響がでることがあります。

内容が十分あるにも関わらず検索順位が上がらない場合は、上位10サイトのドメインの古さを確認してみましょう。 ドメインの取得日は「who is」というサイトで確認できます。

10サイトすべてのドメインが自社のものよりも古かった場合、ドメインの影響によって上位表示されていない可能性があります。その場合、順位を上げることはかなり難しくなる可能性があるため、コンテンツ数を増やすなど大がかりなSEO対策が必要です。逆に、1サイトでも自社より新しいドメインがあった場合、コンテンツを見直すことで順位を上げることは可能でしょう。

記事をリライトをする

すでにSEO対策を施したページであれば、記事を新しく作るのではなく、リライトすることをおすすめしています。リライトの内容は主に3つです。

  1. 上位10サイトと比較して自社のコンテツがどのようなものになっているか分析
  2. 記事のボリュームを増やす
  3. 自社のオリジナルを入れる

記事の目標は「検索者が求める情報がすべて掲載しているもの」になります。Googleは同じような情報を掲載したサイトの場合、情報量が多いものを上位に表示する傾向にあります。そのためには、検索順位の上位サイトが掲載している情報は掲載し、それにプラスして自社のオリジナル情報を掲載することが大切です。

ライターに権威をつける

ライターの紹介をしている場合は、ライターに権威をもたせることも効果的です。例えば、資格やこれまでの実績などです。

Googleは信用できる情報源が出している内容を上位表示する傾向にあります。特に、E-A-T(イーエーティー)を重視しています。

  • Expertise:専門性
  • Authoritativeness:権威性
  • Trustworthiness:信頼性

E-A-Tは上記の略で、これらを満たしていると評価が上がります。

例えば、ベアリングの記事であれば、ベアリングメーカーが書いたもの、その中でもベアリング設計1級を持っている人が書いたものは評価が上がる傾向にあります。

これからSEO対策を行う場合はライターの紹介もしてくとよいでしょう

まとめ

今回はSEO対策の成果を確認してPDCAを回す方法について紹介しました。

  • SEO対策は成果が出るのに時間がかかる(1〜3ヶ月、最長6ヶ月)
  • 順位は毎日変化するので自動チェックツールがおすすめ
  • ドメインの古さが順位を左右することもある(古いほうが強い)
  • 記事のリライトは効果的
  • E-A-Tを意識して記事を書くと効果的

弊社は技術ライティングの請負も行っていますので、SEO対策でお困りでしたらご相談ください。

この記事の執筆者
永井 満
テクノポート株式会社 東海地方責任者

自動車部品の世界的大手メーカー(ボッシュ)で設計開発を経験。
技術的な背景を持つWebマーケターとして、製造業界のWebマーケティングを強化する。大手メーカーでの設計開発経験を活かし、技術コンテンツの制作に強みを発揮
技術の深い理解をマーケティング戦略に融合させ、価値ある成果を提供。

【経歴】
日本大学大学院航空宇宙工学専攻(修士)
ボッシュ株式会社でディーゼルエンジンのポンプ設計を担当

【専門領域】
・技術マーケティング
・技術の魅力的な伝え方
・技術コンテンツのSEO

【セミナー講師実績】
 主催:株式会社日本テクノセンター
 テーマ:技術先行型の新製品開発法と技術マーケティングの効果的な推進ポイント

【寄稿実績】
・伝え方が悪いと逆効果! Webで自社技術に興味を持ってもらうための戦術
・技術者なしのマーケティングはあり得ない! 巻き込みに必要な考え方
・マーケターにも技術的知識が必須に マーケティング成功の鍵は「相互理解」
・製造業のマーケティング担当者必見、「サプライヤーの探し方と選定基準」の本音」
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