部材・完成品メーカー Webサイト制作 Webコンサルティング

海外販路拡大に向けた英語サイトの制作・運用でリードを獲得

CTK

COMPANY PROFILE

会社名
株式会社シーティーケイ
担当者名
代表取締役社長 中川 雅夫様、社長室 室長 荒木 靖也様、管理部 辻本 聡子様、海外営業部 上野 公博様
事業内容
産業用印字機器の製造・販売・輸出
サイトURL
https://en.hotmarker.com/
導入サービス
海外Webサイト制作
海外SEO対策コンサルティング

今回、話を伺ったのは、配線識別用プリント事業において国内トップシェアを誇る株式会社シーティーケイ 代表取締役社長 中川 雅夫氏。海外販路拡大に向けた英語サイトの制作・運用をテクノポートに依頼したところ、リード獲得を中心に多くの成果を挙げているとのこと。
サイト公開後の効果やサービス導入の決め手など、同社が信頼を寄せるテクノポートのサービス内容について詳しく伺った。

事業の概要

はじめに、御社の事業内容をお聞かせください。

弊社は、配線識別に使用される産業用プリンターを製作しているメーカーで、国内では業界トップシェアを獲得しております。

1961年に前身となる「中央通商株式会社」を設立し、電線印字機の輸入商社としてスタートしました。その後、製造メーカーとして成長し業容変化を遂げた経緯があります。現在は、欧州やASEAN地域をはじめ、中東、北米など、世界各国で販売事業を展開しています。

ctk-products

ホットマーカー®(製品の登録商標)

サービス導入の背景

サービス導入前にはどんな課題があったのでしょうか?

弊社はもともと輸入商社だったこともあり、長く海外向けビジネスは行っておりましたが、売上に対する割合は1割程度のもので、積極的なマーケティングは実施できていませんでした。

国内マーケットではすでに大きなシェアを保有しているので、海外シェアの開拓に注力したいと考えていました。そこで、海外向けのホームページを刷新して、積極的なマーケティングを行う必要があると感じていました。

テクノポートのサービスを導入した決め手を教えてください。

国内サイトの制作・運用とはアプローチが異なるため、海外展開に優位性を持った新たな依頼先を探していました。Web経由で10社程度の比較・検討を行う中でテクノポートさんの存在を知り、資料請求やお問い合わせをしたのが始まりです。

担当の稲垣さん(弊社社員)と面談させてもらったところ、「製造業の海外展開」というニッチな分野において、素晴らしい知識・ノウハウをお持ちだということがわかり、依頼することを決めました。

また、それまでにアプローチを試みた制作会社では、リスティング広告やランディングページ制作といった提案が多く、当時の弊社の経験レベルからすると、少々飛躍した施策という印象がありました。弊社としては、まずは英語サイトのコンテンツを作り込み、SEO対策に注力することで、エリア毎の特性を理解する必要があると考えていました。テクノポートさんはこうしたイメージとも非常にマッチした考えをお持ちで、寄り添ったサポートが期待できると感じました。

サービス導入後の効果

サービス導入後の効果はいかがでしたか?

英語サイトのリニューアルをしてすぐに、海外からの資料請求やお問い合わせといった数字が増え始めました。弊社ではこうした見込み顧客の情報を現地の代理店にお伝えし、フォローをお願いしています。これまで、弊社側からの積極的な働きかけは、ほとんどできていなかったのでここが大きく変わった点です。

今回、リード獲得によって各地の代理店とも新たなコミュニケーションが発生し、Webミーティングを実施するなど、お互いの理解を深める機会を数多く実現することができました。

定例打ち合わせの様子

定例打ち合わせの様子(右手前:中川 社長、右奥:上野 様、左手前:荒木 様、左奥:辻本 様)

リード獲得という目に見える成果はもちろん、離れた土地の協力会社と関係構築をはかるうえでも、今回の取り組みが大きな橋渡しとなっているんですね。

そうですね。数字を追いかけるだけではなく、こうした信頼関係があってこその海外事業ですから、弊社にとっては非常に大きな成果だったと思います。

サイト制作後の運用面、アフターフォローはいかがですか?

月に一度、定例ミーティングをお願いしており、アクセス数やエリア、検索キーワードといったサイト分析からさまざまなご提案をいただいています。

弊社は40名程度の中小企業ですので、他業務と兼任でマーケティング業務を行っているメンバーがほとんどです。そのため、テクノポートさんを頼る面も多いのですが、非常に対応が速く、修正箇所や新たなコンテンツ制作など取り組みの方向性を常に示してくれるので本当に助かっています。

また、弊社としてもこれまでの関わりを通じてWeb知識の底上げになっている部分が強く、定例ミーティングに対する理解度が日に日に増しています。マーケティングメンバーの足並みを揃えるうえでも、これは重要なスキルアップといえますね。

今後の展望をお聞かせください。

弊社にとって国内マーケットは成熟している状況のため、海外市場開拓の必要性は可能性は日に日に強まっています。国内であれば、営業担当が現地で直接、機械設置などの対応を行うことが可能ですが、海外ではそうはいきません。やはりWebに頼る部分は今後も大きいと思っていて、関連するソフトウェアのダウンロードや、メンテナンス動画の配信など、さまざまなコンテンツ制作を考えています。

また、Webだけではなく、海外現地を実際に訪問するフィジカルなアプローチも積極的に増やしていく予定です。「海外」と一口に言っても、エリアやマーケットによって現地でのニーズは大きく異なります。更なるリード獲得を目指すとともに、「Web」と「フィジカル」をうまく使い分けることで顧客ニーズに対する迅速かつ適切なサービスの提供を実現することが今後の目標です。

インタビュー取材・記事執筆者:製造業・技術系ライター 森野 真