こんにちは、テクノポートの渡部です。ワードプレスでホームページを制作することが多くなってきましたが、ワードプレスはもともと「ブログ」を構築するためのシステムです。このモノカクというサイトもワードプレスで制作されており、まさに今読んでいるこの記事はブログとなる「投稿」のシステムを利用して書かれています。
この記事の目次
投稿と固定ページ
まず投稿とは一体何か?コーポレートサイトを作成する場合は、基本的に「固定ページ」からページを作成します。こちらで作成するほうが、メニューなどへの反映もしやすく、階層構造も構築しやすいからです。これらのページは頻繁には更新しないため、デザインして作成することが多く基本的には独立した会社概要やお問い合わせなどのページを作成するときに使います。
一方「投稿」はまさにブログのイメージで、テーマに沿って記事を作成し、それを「カテゴリ」や「タグ」、または時系列で整理して見るなど、自動で一覧ページが作成されることになります。カテゴリとは各記事を分類するもので多数のブログの記事からテーマに沿った記事を見つけやすくするための情報です。タグとは、各記事毎のキーワードとなるような情報のことで、カテゴリをまたがって同じ情報が付くこともあります。
ではブログとしてではなくコーポレートサイトをワードプレスで制作した場合、この投稿はどのように活用すればいいのか?ただ、ブログとして活用する方法もありますが、「ブログとして書くことなんてないよ」という方もいらっしゃると思いますので、本日は投稿を上手く活用する方法を5つ紹介したいと思います。
ブログ
いきなりですが、一番そのままの使い方で、社員、社長の日常ブログとして活用する方法。社長や社員の顔が見えるという意味では使わないよりは良いかと思いますが、ネタ切れになって最終更新が2年前、といったことも珍しくありません。そのまま使うよりは目的を持って活用したほうが効果も実感できますので、これから紹介する活用方法も検討してみてください。
活用例:株式会社アデムカ
採用ブログ
通常のブログと似たような使い方ですが、昨今の採用難の状況の中で採用ブログとして活用する方法です。社内の雰囲気や社長の考えをダイレクトに伝えられる採用ブログは求職者が見てることも多く、対企業向けに制作をしたホームページでも、投稿を活用することで採用にも効果的なホームページを同居させることができます。
活用例:リングアンドリンク採用ブログ
お知らせ、イベント情報
会社からの活動報告、展示会に出展する場合の情報など、会社からちょっとしたお知らせとして活用する方法です。多方面に活動している会社ではセミナー公演情報や、イベントに参加する情報、メディアの掲載についてなど、会社から発信したいタイムリーな情報もたくさんあると思います。様々な情報がごった返すことになる投稿でも「カテゴリ」や「タグ」情報を付与できますので、情報を整理して発信することもできます。
活用例:デジタルファクトリー株式会社(中央右に新着情報があります)
製品事例、製作事例
固定ページとして作成することが多い製品事例ですが、日々の製作、製品事例を投稿していくという活用方法です。守秘義務の関係で製作したものをすぐにアップするというのは難しいかもしれませんが、固定ページを編集するよりも気軽に自分で更新がどんどんできるので、多数の事例を掲載することができます。
コンテンツマーケティング
最近弊社でも相談を受けることが多くなってきた活用方法です。コンテンツマーケティングの目的はいくつかありますが、主な目的の一つに潜在的なニーズを持っているユーザーからのアクセスを集める事があげられます。SEOの観点から言ってもワードプレスの投稿を活用してページを量産すればかなりの集客効果が見込めます。ただし、コンテンツの質についても一つ一つ吟味しなければいけません。どのようなターゲットにどのような情報を届けるのかという企画が重要になりますが、弊社でも企画からご提案させて頂いておりますので、悩んでいる方は御相談頂けたらと思います。
活用例:株式会社丸福繊維(お役立ち情報)
いかがだったでしょうか?ワードプレスのテーマの中には「カスタム投稿」といって、上記の様な投稿のシステムが専用で用意されているものもあります。ブログなんて書くことがないと思うかもしれませんが、ブログとしてそのまま活用するのではなく、上記の様な活用の方法を考えてみてください。