受託加工業 Webコンサルティング 大手メーカー開発部門から多数の問い合わせ、Webの可能性を肌で感じた 2023.11.20 COMPANY PROFILE 会社名 株式会社サンコー技研 担当者名 代表取締役社長 田中 敬 様 事業内容 精密プレス加工、アプリ開発・運営 サイトURL https://sankogiken.com/uchinuki/ 導入サービス Webコンサルティング 「大手メーカー開発部門から多数のお問い合わせをいただくようになった」と話すのは、東大阪市で高精度プレス加工を軸に、アプリ開発など幅広い事業を展開している株式会社サンコー技研 代表取締役社長の田中 敬氏。打ち抜き加工専門サイトの運用をテクノポートに依頼したところ、短期間のうちにお問い合わせや受注が急増。今では大手メーカーの開発部門とも直接取引を行っているとのこと。本取材では、同社が抱えていた課題やテクノポートを知ることになった経緯、さらに導入後の効果についても詳しく伺った。 事業内容・サービス導入前の課題 まずは御社の事業内容についてお聞かせいただけますか? 弊社は、東大阪市で非鉄金属やフィルム、樹脂などの高精度プレス加工を行っている会社です。1976年に創業し、今年で48年目になります。 代表的な製品は「ICOCA」や「SUICA」などの交通系ICカードに含まれる「アンテナコイル基板」で、全国で使用されているすべての個体を弊社にて製造中です。これまでの累計出荷枚数は1億枚を超え、主力製品として弊社の事業を支えています。 また、近年ではアプリ開発・運営事業にも注力していまして、製造現場のペーパーレス化を目的とした日報アプリ「スマファク!」を外販中です。こちらは2020年のサービス開始以来、70社以上の企業様に導入いただいております。 Webサイトの運用を依頼する以前はどのような課題があったのでしょうか? 弊社は従業員20〜30名の町工場ということで、営業活動に費やすリソースが足りないのが1番の課題でした。展示会活動を行うにしても、費用面で限界があり、Webを活用した営業活動に対しては漠然と可能性を感じていたんです。 何から始めたらよいかわからない状況のなかで、本サイトやランディングページ(LP)の制作を他の制作会社に依頼したのが始まりでした。 当初は運用についてもご依頼するマーケティング会社をいくつか検討しましたが、施策の方向性や費用面で折り合いをつけることが難しく、前進できずにいたんです。Google広告の活用など、自社でも試行錯誤をくり返しましたが、なかなか成果にはつながりませんでした。 テクノポートを知ったきっかけ どのようにしてWebサイトの運用を行えばよいか悩んでいたところ、元々交流のあったYouTuberの「ものづくり太郎」さんにテクノポートさんを紹介していただいたことがきっかけです。 信頼している方からのご紹介というのが大きかったのは事実ですが、直接お話を伺ったところ、製造業にも精通されていて、「ここだったら弊社のことをよく理解してくれそう」と感じたのを覚えています。また、費用面で非常に良心的だったのも、ご依頼することに決めた理由の一つです。他のマーケティング会社の価格はある程度把握していましたので、どうしてこのサービスがこの価格で提供できるのか、今でも不思議で仕方がないです(笑) サービス導入後の効果 実際にテクノポートに運用を依頼してみて、 効果はいかがでしたか? 導入から3ヵ月程度ですぐに上位表示されるようになり、本当に驚きました。 やはりこうしたWeb施策は実績勝負だと思いますが、テクノポートさんに運用をお願いしてから、みるみるうちに検索順位が上がり始めたんです。それに付随して、お問い合わせや受注といった数字も大きく動き始めました。 お問い合わせの内容や、ご連絡をいただく企業にも変化はありましたか? そうですね、何よりも大きな変化といえば、大手メーカーの開発部門から多数のお問い合わせをいただくようになったことです。 弊社の事業体質としては、まず試作製品の開発を行い、数年間で事業が軌道に乗ると量産フェーズへ移行する仕組みになっています。テクノポートさんに運用をお願いして以来、質の高いお問い合わせが急増し、今では大手メーカー向けの試作案件が多数稼働している状況です。今後の量産化を考えると、非常に将来性のある事業に関わらせてもらっています。 このあたりも、弊社の強みを正しくアピールすることで、狙いたい業界のお客様に効果的にリーチできている実感が強いですね。 毎月の定期打ち合わせでテクノポートさんにヒアリングをしてもらい、事業の現状や気になっている業界を相談すると、それに合わせた新規ページやサイトの修正を提案してくれるんです。 今後の展望 最後に、今後の展望をお聞かせいただけますか? テクノポートさんとの取り組みを通じて、Webの可能性を肌で感じることができたと思っています。 一昔前は、弊社のような町工場が大手メーカーとお付き合いするなんてことは考えられませんでした。それが、今ではWeb経由で開発部門と直接つながることができる訳ですから、本当にすごい時代になりましたよね。 一方で、直接的な技術提案が可能な時代だからこそ、大切なのは新しい技術に触れ続けることです。ニッチな技術を追及すればするほど、自社PRに向けた大きな武器となります。 プレス加工に関しても、恥ずかしながら技術としては打ち止めに感じている部分がありました。しかし、近年では自動車のEV化にともない、モーターやインバーターなどプレス加工が不可欠なパーツも多く、技術として再注目されているんです。 引き続き、技術力に磨きをかけるとともに、Webマーケティングにも注力していきたいと思っています。テクノポートさんには本当に大変な部分をお願いしてしまっていますが、これからもぜひお世話になりたい存在ですね。 インタビュー取材・記事執筆者:製造業・技術系ライター 森野 真 従来の訪問型営業に加え、デジタルマーケ…前の事例 海外販路拡大に向けた英語サイトの制作・…次の事例