この記事の目次
はじめに
写真撮影はホームページの印象を左右するといっても過言ではありません。ただ、下記の様な理由から、自分で撮影をと考えている方も多いでしょう。
- デジカメの性能が向上していて、一眼レフカメラやミラーレスカメラもあるから自分で撮影したもので十分だ
- 作業風景は通常の業務を撮影したいけど、カメラマンが入ると緊張しそうで及び腰になる……
- プロのカメラマンに依頼する金額の相場がよくわからない
自社の技術をPRする際に、写真のキレイさは最重要ではないかもしれません。しかし、数多くのホームページの制作をさせていただいた弊社から自信を持ってお伝えすると、「写真撮影はプロに依頼したほうがいいです」。
この記事では写真撮影をプロに依頼したほうがいい理由やその相場をご紹介します。
技術力を伝えるのにはテキストよりも写真
まず、自社の技術をPRするのに説明文を考えるかと思いますが、写真に注力することでその技術力の高さを伝えることができます。「目は口ほどに物を言う」ということわざがあるように、それほど、視覚から入る情報には価値があります。いくら口で説明するよりも、見てもらったほうが早いのです。
視覚から入る情報を最大限にするために、プロと素人の写真撮影の違いがどこにあるのかをご説明します。
ピントの合わせ方が違う
プロが撮影すると被写体にだけピントを合わせて、周囲をボカした撮影をします。魅せたい主役を際立たせた写真になるのです。近年のミラーレスカメラやスマートフォンのカメラの性能は上がっているものの、主役を際立たせる撮影には卓越した技術が求められます。
参考サイト:株式会社小沢製作所
株式会社小沢製作所では約3mmの複雑な微細板金をPRするため、カメラマンの特殊なレンズを使ってこの小さな試作品の写真を撮影しました。小型の微細部品の撮影も問題ありません。
物取りの構造が違う
自分で撮影すると、ちょっとした構図や少しのずれが気になってしまうものですが、プロは被写体が最大限に伝わる写真撮影をしてくれます。素晴らしい構図の写真を公開すれば実物を見る前から、相手に自社の技術のすごさを伝えられるのです。また、複数の製品の集合写真であっても、大小さまざまな製品がバランスよく見えるように上手く並べる技術もカメラマンの腕です。
参考サイト:株式会社サワエ
株式会社サワエのサンプルはすべて斜めに置いた構図で撮影しており、ページ全体として統一感が出ています。
ホームページの印象を変える作業風景や人物写真
光の当て方が違う
一般的に写真撮影は自然の光を使用すると、自然な写真になりますが、プロのカメラマンは光の当て方が違います。どの方向で光を当てて、どの角度で撮影すれば被写体の魅力が最大限に発揮できるかを熟知しており、同じ被写体でもプロの撮影したものはまったく違う見え方になるのです。
参考サイト:株式会社富士産業
通常の作業風景の写真が使われていますが、どれも被写体が一番魅力的に見えるように光が当てられています。
表情の引き出し方が違う
プロのカメラマンは社員の自然な表情を引き出してくれます。写真撮影時は社員の作業風景を撮影することもあると思いますが、どうしても硬い表情になったり、下を向いたりと表情がよく見えなくなってしまうことも多いです。しかし、プロが撮影すると日常のひとコマを切り取った写真になります。また、プロのカメラマンであれば会社の顔である社長の表情をうまく引き出したポートレート撮影も可能です。
参考サイト:株式会社アドビック採用情報
従業員の自然な笑顔を引き出しており、求職者に安心を与える写真になっています。
撮影費の相場
費用はカメラマンによって異なります。一般的に半日から1日写真撮影をして、5万円〜ぐらいの費用になります。
カメラマンを依頼をしてみたい方へ
こちらのサイトでカメラマンを探すことができます。全国のカメラマンのネットワークをつないでいるサービスですので、全国どこでも出張費なしで撮影を依頼することができます。費用については記載されていませんが、見積もり自体は無料ですので一度問い合わせをしてみてください。
紹介したサイトの様な写真を撮影してみたい方へ
この記事で紹介した3つのサイトは同じカメラマンによる撮影です。弊社がいつもお願いしているカメラマンのため、依頼してみたい方は下記から連絡をしていただくか、弊社までお問い合わせください。
撮影前の打ち合わせ
撮影前にはどんなイメージの写真を撮影したいかをはっきりとさせましょう。サイトのトップページで使いたいのか、コンテンツの記事で使いたいのか、商品説明で使いたいのかなど、どんな目的で使用するのかを伝えてください。イメージの共有をするだけで、写真の仕上がりは変わってきます。
依頼した場合に用意すること
依頼してすべてお任せでは満足のいく写真撮影はできません。すべてお任せにするのではなく、できるだけ自分たちで写真用の素材や製品、写真イメージを用意して写真撮影をよりよいものにしていきましょう。
写真撮影の日は社員とあらかじめ共有
当日に伝えるだけだと「散髪にいっておけばよかった」「気合い入れて化粧してくればよかった」など、社員の準備不足になりかねません。サイトに公開される写真なので、写真撮影の日程が決まったら1週間以上前には社員に告知しておきましょう。
撮影カットをリスト化
撮影したい内容をリスト化しておきましょう。撮影に慣れているカメラマンなら、ある程度必要と思われる写真をお任せでも撮影してくれますが、こういう写真が欲しいというのはリスト化しておいたほうがいいです。また、後日「こんな写真もとっておけばよかった」とならないように、撮影内容をまとめておくといいでしょう。
撮影許可
物撮りをしたいもので撮影許可が必要なものは取っておきましょう。機密性が高い製品の場合は写真撮影にも気を遣いますし、また、せっかく写真撮影したのに使用できないのはもったいないからです。
物撮り撮影を用意してリスト化
物撮りがある場合は、撮影するものをリスト化しておきましょう。撮影漏れも防げて便利です。
設備や、工場はできるだけきれいに
5Sの観点で整理整頓しましょう。設備や工場がきれいなほうがお客様にも好印象を与えます。
オフィスのデスク周りもきれいに
事務所も撮影することが多いので、設備や工場と同じく5Sの観点でデスク周りもきれいにしておきましょう。
ドローン撮影は事前に相談を
ドローン撮影を希望する方は、事前に相談して料金や撮影許可の有無などを確認してください。ドローン撮影は国土交通省の飛行許可が必要な場合もあります。業者によっては、許可取りや申請は依頼側で実施する場合もあります。事前に相談をしておきましょう。また、場所によっては飛ばせない場所もあります。
一度はプロに依頼を
写真撮影をプロに依頼することで、技術力のPR効果が上がったり自社をより魅力的に見せたりできます。費用に関しても、手が出ないほど高額というわけではないと思うので、ぜひ一度依頼や相談をしてみてください。一度プロカメラマンの技術を知ってしまったら、リピーターになること間違いありません。