できる会社のスローガン 5つのチェック項目

【執筆者紹介】大後裕子
この記事の執筆者
大後裕子
会社名:C-OILING合同会社
役職:代表 ブランディングコンサルタント
執筆テーマ:製造業のブランディング

【経歴】
ブランディングを主軸に、生活用品メーカーで7年間企画職に従事の経験から、企画立ち上げから海外工場との商談、販促まで商品開発のゼロから一貫して行い、開発商品点数累計約1,200点。
開発商品は各種TV、雑誌など各種メディアに取り上げられる実績あり。
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こんにちは。企業の「技術」と「想い」を伝えるブランディング C-OILING合同会社(シーオイリング合同会社)の大後 裕子(だいご ひろこ)です。

もし今あなたがウェブサイトの制作で伝えたいことが多すぎて悩んでいるのなら、会社の姿勢や提供価値をスローガンにしてみることから始めてみるといいでしょう。スローガンは、効果的なウェブサイトをスムーズに制作するのに非常に大きな役割を果たします。この記事では、サイト制作の発注をスムーズに進めるための「企業スローガン」についてお話ししたいと思います。

最近ではウェブサイトの制作においても、企業理念や社長挨拶の文章といった会社の核となる会社の姿勢を示すことが重要だということがスタンダードになってきました。その上で企業がステークホルダーに与える提供価値を明確に示すことが重要です。しかし、いざ社長挨拶を作成しようとすると、筆が乗らない間に時間ばかりがかかってしまったり、つい欲張ってあれもこれもと書いているうちにスマートフォンを1スクロールするだけでは読みきれない長文に仕上がってしまうことがあります。

そこで活用して欲しいのが「スローガン」です。

スローガンは短い言葉で会社の姿勢や提供価値を相手に理解してもらうためのものです。このスローガンを用意することで会社の向かう方向性を格段に共有しやすくなり、ウェブ制作会社とのやりとりを格段にスムーズに行うことができます。新規顧客獲得や採用強化、継続顧客との関係強化といった様々な目的を達成しやすくなるのです。ウェブサイトの効果を最大限に引き上げるための「相見積もりを取られない!ウェブサイトに必要な”ゴール設定”とは?」についてはコチラから

企業スローガン 5つのチェック項目

企業スローガンを立てるとき、注意しなくてはいけないのは「言葉遊びにならない」ことです。そのために必要な5つのチェック項目をご紹介します。あなたの会社のスローガンがステークホルダーに共感されるものになっているか、是非チェックしてみてください。

  1. 伝える目的が明確になっているか?
  2. 今ではなく未来の姿を示しているか?
  3. 対象を意識した言葉遣いになっているか?
  4. 競合と比較して差別性はあるか?
  5. 欲張りすぎていないか?

いかがでしょうか?スローガンは「誰に」「何を感じてもらうのか」という明確な目的を磨き上げて作ります。言葉遊びにならない効果的なスローガン作りのために、5つのチエック項目の詳しい説明させていただきます。

①伝える目的が明確になっているか?

まず事業の姿勢や提供価値など、何を1番に伝えたいのかを検討しましょう。ウェブサイトであれば、事業拡大のためなのか、採用のためなのかといったサイトのゴールに向けて目的を設定しましょう。

②今ではなく未来の姿を示しているか?

今の現状を映し出す言葉ではなく、これから先のありたい姿を示すことが重要です。会社のリブランディングにはこれからあなたの会社がどこに進んで行こうをしているのか、受け取り手に期待と共感を感じてもらうことが必要です。

③対象を意識した言葉遣いになっているか?

メインターゲットとなる受け取り手を想定した上で、その人にとって理解しやすく共感しやすい言葉使いにすることが重要です。スローガンが共感されるためには、受け取り手の視点から検討する姿勢が欠かせません。

④競合と比較して差別性はあるか?

競合と似たものであったり、ありがちな言葉になっていないか確認が必要です。独自性があり、あなたの会社らしさが反映される言葉になるまで徹底的に磨き上げましょう。

⑤欲張りすぎていないか?

伝えたい事をあれもこれもと欲張るのはかえって逆効果です。会社として受け取り手に1番に理解して欲しい部分にフォーカスを絞り、言葉の深掘りをしましょう。

効果的なウェブサイトを作る企業スローガン

時代や環境に適応したウェブサイトを制作する上で、企業スローガンは大きな効果を果たします。磨き抜かれたワンフレーズがウェブサイトの向かうべき方向性を的確に示すことが可能にしてくれるのです。あなたの会社の姿勢や提供価値を共有しやすい企業スローガンとして旗印を掲げることで、これからの比較と検討の時代において競合他社との確かな差別化が生まれます。

だからこそ企業スローガンは効果的なウェブサイトの制作だけに留まらず、ステークホルダーとの更なる成長関係を築くことができると言っても過言ではありません。

この記事の執筆者
大後裕子
会社名:C-OILING合同会社
役職:代表 ブランディングコンサルタント
執筆テーマ:製造業のブランディング

【経歴】
ブランディングを主軸に、生活用品メーカーで7年間企画職に従事の経験から、企画立ち上げから海外工場との商談、販促まで商品開発のゼロから一貫して行い、開発商品点数累計約1,200点。
開発商品は各種TV、雑誌など各種メディアに取り上げられる実績あり。
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