こんにちは、テクノポートの渡部です。
弊社では、できるだけお客様からヒアリングをした内容を基に、コンテンツの原稿を書いています。製造業のホームページの場合、専門的な事に関しては、間違った情報を掲載するわけにはいきませんので、お客様のご協力を頂きながら進めております。
しかし、基本的にはすべてお客様に用意して頂かないといけないコンテンツがあります。
それは代表挨拶です。
日々忙しい業務の合間を縫って、いざ書こうと思っても、「何書いたらいいの?」となることは多い様で・・・。本日はそんな悩める代表者の一助になればと思います。
この記事の目次
そもそも代表挨拶って必要なの?
「そもそも必要なのでしょうか?」と聞かれると確かに「うっ・・・。」となる側面はあります。SEOの対策になる訳ではないですし、好き好んで代表挨拶をまず最初に見るなんて人はいません。ただ、代表挨拶を作る目的は
ホームページを見に来てくれた人に代表者の考えを知ってもらい、親近感をもってもらう
事です。作り込めばプラスに働くということは断言できると思います。
発注先をどこにしようかと悩んでいるときに、様々な観点から比較されるかと思いますが、最後の決め手が代表挨拶になる事はあり得る話です。製造業の取引の場合、一度きりではなく、長く付き合う事が多いことを考えると、このプラスがあるかないかの最後の一押しを用意しない手はありません。これは弊社のお客様同士の事例ですが、代表挨拶がきっかけてこの社長と引き合わせて欲しいという要請があり、そこからお取引につながったというケースもあります。
何を書けばいいの?
では具体的に何を書けばいいのかという話ですが、先述した目的と照らし合わせて大きなポイントは以下の2つだと思っています。
- 代表者の人柄がわかるような文章を入れる
- 経営方針、経営理念の詳しい内容を入れる
難しく考える必要はなくて、自分はどういった人で、会社をどういった方向へ向かわせようとしているのか、という普段考えている事をそのまま文章にすればいいと思います。経営方針や経営理念は、社長自ら営業をしている場合でもあまり話す機会はないと思いますので、この代表挨拶をうまく利用しましょう。
代表挨拶を見る人の気持ちを考えれば、逆算して何を書けばいいのかがわかってきます。皆様も「代表者がどんな人なのか?」「代表者がどんな事を考えているのか?」ということを知りたくて代表挨拶を見ませんか? その点を考えると代表者の顔写真もあった方が良いと思います。
「リーマンショックがうんぬんかんぬん・・・・」とか、「昨今の不況があれやこれや・・・」といった後ろ向きの内容はかえって逆効果です。その困難をどのような気持ちで、どのようにして乗り越えたのかというエピソードがあれば人柄も伝わるかと思いますが、そうでないのであれば、あえて文章にすることは避けた方が無難です。
参考になる代表者挨拶
ここで弊社のお客様で参考になる代表者挨拶を紹介したいと思います。(私の独断と偏見です。)
有限会社宮内製作所
(引用:有限会社宮内製作所)
「仁義礼知忠信孝悌」といった、会社の理念に関する内容も、実際に営業中に話すことではありませんが、代表挨拶にのせてであれば、自然に読む人の印象に残ります。この会社は個人からの金属加工のオーダーにも対応している会社ですが、写真を作業中の社長にすることで親しみやすさが出ています。
有限会社樹脂リードモデル
(引用:有限会社樹脂リードモデル)
代表挨拶を掲載する上で、代表者の顔写真はあった方が良いです。弊社でホームページを製作する場合は、基本的にプロのカメラマンによる撮影がセットになっておりますので、リニューアルを機に代表挨拶の写真もリニューアルされる方も多いです。はやりプロが写真撮影をすると、光の当てかたももちろんですが、自然な笑顔の引き出し方もうまいです。
この会社の代表挨拶も、社名の由来や、少し口には出しずらい仕事や従業員に対する思いなど、人間味の溢れる非常に良い代表挨拶だと思います。
いかがだったでしょうか?
代表挨拶はメインのコンテンツではありませんが、しっかり作り込めば必ずプラスになるコンテンツです。どうしても文章にできない時は気兼ねなく弊社までご相談いただければと思います。