こんにちは、テクノポートの永井です。
新型コロナウイルスの影響で対面営業を自粛せざるを得ない状況が続くなか、Webサイトに力を入れる企業が増えてきました。
これまで訪問営業や展示会に力を入れていた企業も、Webサイトからの問い合わせを増やし、商談につなげることで、対面営業を減らしながらも受注数を確保する流れに変わってきています。
このような営業目的のWebサイトを作るためには「Webサイトを制作してくれる企業」の選定が重要になってきます。Webサイト制作会社にもそれぞれ特徴があり、土木系や製造業など特定の分野に特化しているところから、オールジャンルを手掛けているところまで、Webサイト制作会社によって得意分野が変わってきます。
今回は製造業のWebサイト制作会社の選定基準を紹介します。
この記事の目次
Webサイトで成果を出す方法には王道がある
Webサイトのメリットはターゲットの行動が予想しやすく、かつ対策が打てることにあります。そのため、問い合わせを増やす目的のWebサイトには王道が存在します。
ターゲットの行動は
- GoogleやYahooなどの検索エンジンにキーワードを入力して課題を解決できる企業を調査
- 複数の企業Webサイトの中から実際に課題を解決できそうな企業を選定
- 問い合わせ
になります。
これをWebサイト視点に変えると下図のような形になります。
- アクセスを増やす:ターゲットが検索するキーワードでのSEO対策
- 問い合わせ増やす:ターゲットが求めるコンテンツを作る
- 問い合わせから受注につなげる:Webサイトではなく直接の営業力
つまりアクセスを増やし、適切なコンテンツを作ることができれば、必然的に問い合わせは増えます。Webサイト制作会社を選定する際は、この王道に対してどのようなことを行っているのかが判断基準になります。
Webサイト制作会社を選定する3つの基準
Webサイト制作会社を選定する際に気をつけるポイントは3つ。アクセスを増やす技術を持っているか。問い合わせにつながるコンテンツの提案をしてくれるか。そして、公開後のサポート体制が充実しているかです。もちろんデザイン性などの要素も大切ですが、この3点がしっかりしていれば、反響を出すことは難しくありません。
1、製造業独特のキーワード調査ができるか
Webサイトでアクセスを増やすためには、GoogleやYahoo!の検索結果の上位に表示されなければなりません。そのためには、ターゲットが検索するキーワードを想定して、そのキーワードで上位に表示させるようなSEO対策を行う必要があります。
このキーワードの選定がうまくできていないと、ターゲットに見られなくなり、たとえアクセスが増えたとしても問い合わせにはつながりません。
キーワードの月間検索数は、Googleのキーワードプランナーを使えば簡単に調査できますので、Webサイト制作会社も調査しています。
製造業などの技術系キーワードの場合、一般的な検索キーワードと比較すると検索キーワードが特殊になり、かつ月間の検索回数も少なくなるため、キーワードの選定が難しくなります。
例えば、BtoC向けの場合、10万回数/月以上のキーワードは普通にありますが、技術系になると500回数/月も珍しくなります。
キーワードの選定には経験やノウハウも関係してくるため、Webサイト制作会社がどのようなキーワードを選定するかによって、Webサイト制作会社の特徴を知ることができます。
例えば、Webサイト制作会社から提案されたときに
- 想定しているキーワードはどのようなものですか?
- 弊社のターゲットが検索しそうなキーワードはどのようなものが考えられますか?
- キーワードのボリュームはどれくらいですか?
などの質問をして疑問をしっかり解決してくれるかどうかで、その企業が自社に合っているかどうか判断できます。
SEO対策の重要性については、SEO対策・完全ガイド(BtoB製造業・メーカー向け)で取り上げていますので、深く知りたい方はチェックしてみてください。
2、問い合わせにつなげるためのコンテンツを提案できるか
キーワードが決まったら、次に見極めるのは問い合わせにつながる訴求コンテンツの作り方です。訴求コンテンツは「ターゲットが求める情報」になるため、ターゲットが抱えている課題を解決できる情報を掲載しなければなりません。「自社のどの技術をどのような表現で伝えれば、ターゲットの目に止まるのか」を想像してコンテンツを作る必要があります。
社内だけでは自社の技術の良さに気づかないことも多いため、第三者からの指摘が大切になります。その第三者となれるのがWebサイト制作会社です。製造業のWebサイトを専門で制作している企業は、技術的な話を深堀りしていくなかで貴社の強みを見つけてくれます。
そのため、Webサイト制作会社を選ぶときは自社の強みや技術的優位性を指摘してくれる企業を選んだほうがよいでしょう。
例えば、Webサイト制作会社から提案されたときに
- 他社と比べたときの弊社の強みはどんなところになりますか?
- このような技術をもっているのですが、どういった需要がありそうでしょうか?
などの質問をしてきちんと回答してもらえるかどうかで、その企業が自社に合っているかどうか判断することができます。
技術の伝え方については別の記事でまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
ひと目でわかる技術・製品の紹介ページの作り方
3、公開後のサポート体制が整っているかどうか
Webサイトはこれまでの2点を押さえておけば、ある程度の反響は出せます。しかし、初めに検討したキーワードやコンテンツが十分でなかったり、時代とともにターゲットのニーズが変わってきたりするため、Webサイトの内容は定期的に見直す必要があります。
WebサイトはGoogleアナリティクスなどの解析ツールを使うことで、アクセス数や検索に強いページ、アクセスされたキーワードなど、さまざまな流入データを知ることができます。Webサイトの問い合わせ数を増やすためには、現状を知った上でどのような改善が最適かを検討しながら更新し続けることが大切です。
Webサイト制作会社を選定する際は、このようなサポート体制が整っているところを選んだほうがよいでしょう。
選び方としては
- 定期的に打ち合わせをするようなサポートであること
- 更新が定額であること(更新ごとに費用が発生すると依頼しづらくなるため)
- 解析データをもとに提案してくれるようなサービスであること
が整っていることが理想です。
社内にWeb担当がいる場合、サポートは必要ないかと思われがちですが、外部に任せたほうが効率的です。Webサイトの更新は納期が決まっていないことが多く、本業が忙しくなるとついつい後回しになってしまいます。修正の効果が出てくるまで時間がかかるため、Webサイトは定期的に更新をしたほうがよく、更新が滞るようであれば外部に任せることをおすすめしています。
ホームページの更新の重要性については別の記事でまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
BtoB製造業のWebサイト運営(アクセス分析と改善)手法まとめ
まとめ
その他にもホームページ制作する場合に気をつけるポイントについてまとめていますので、下記の記事も確認してみてください。
製造業ホームページを制作依頼(外注)する際の業者選定における3つのポイント
テクノポートは製造業に特化してWebマーケティングを行っています。今回お話させていただいた、キーワードの調査からコンテンツの提案、公開後のサポートまですべて対応可能です。製造業のWebサイトを検討中の方は、ぜひテクノポートにご相談ください。