Webマーケティングを推進するための社内体制の作り方

【執筆者紹介】藤田純平
この記事の執筆者
藤田純平
製造業勤務、機械系エンジニアライター
執筆テーマ:製造業全般、機械系、開発設計、メカ系、図面

【経歴】
工学系の大学院を卒業後、製造業に就職し10年以上商品開発、設計に従事。商品構想、設計、量産に携わった経験を活かしライター活動を開始。
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製造業勤務、機械系エンジニアライターの藤田です。今回は、BtoB製造業がWebマーケティングを社内で推進する際の体制作りについて紹介します。顧客が情報検索をする際には、Webで調べる場合が最も多く、企業にとってWebマーケティングが重要なリード獲得の手段になっています。一方、これまでWebマーケティングに力をいれてこなかった企業にとっては、社内体制を作ることが難しい場合があります。

Webマーケティングを推進するためには、社内体制を明確にして、経営陣や関連部門からの理解を得なければなりません。社内体制を作るうえでのポイントと、周囲から理解を得る方法を解説します。

社内体制を作るうえでの課題と解決方法


Webマーケティングの社内体制を作るにはいくつかの課題があります。それぞれの解決方法を紹介します。

上司や関連部門から理解を得る

上司や関連部門がWebマーケティングに関する知識をあまり持っていない場合があります。そのような場合は、Webマーケティングによってどのようなことができるのか、どんなメリットがあるのかわからないでしょう。上司や関連部門が必要かどうか判断できないため、Webマーケティングを推進するのに理解を得ることが難しいです。最もよい解決方法は、経営層に下記のメリットを説明して理解を得ることです。

Webマーケティングのメリット

  • ターゲットに対してすぐに自社の情報を提供できるため、情報拡散のスピードが早い
  • Webページの閲覧数や問い合わせページからのリード獲得数を分析して、効果を可視化できる
  • 顧客が求める製品やサービスが数値で理解して判断できる

トップダウンで施策を落としてもらうと、より取り組みやすくなるでしょう。

Webマーケティングできる人材を確保する

これまで担当者がいなかった企業などは、Webマーケティングに詳しい人材を確保しましょう。Webマーケティングでは、Webページの作り方やサイト訪問者を増やすためのSEOの知識、アクセス解析など専門の知識が必要です。社内で人材確保が難しい場合、オンラインマーケティングを支援する企業に依頼するといいでしょう。サイト構築、SEO対策、運用、管理を任せることができます。また、システムの使い方を教えてもらい、管理だけは自社で行うこともできます。

スモールスタートで実績を獲得する

これからWebマーケティングを始めようと考えている企業は、リード獲得数、PV数、そこからどの程度売り上げにつながったのかなどの実績がありません。そのため、本当にWebマーケティングが必要なのか、効果があるかの根拠があまりなくて、懐疑的になってしまうかもしれません。そのような場合は、低予算でWebマーケティングを初めて、少しずつ実績を積み上げていきましょう。

例えば、自社Webページに問い合わせリンクを増やしてCVRの改善を狙いましょう。また、無料で始められるSNSやYouTubeなどをスタートして、自社Webサイトや問い合わせページへの導線を作り、PV数UPを狙いましょう。

技術系人材と共同でコンテンツを作成する

マーケティング部門のメンバーだけでは、技術内容を理解するのが難しい場合があります。技術的な内容のコンテンツを作れないと、Webマーケティングをスタートできません。解決策として、研究開発部門など、技術が分かる人材と一緒にコンテンツ作成をすることをおすすめします。

顧客の課題を定義して、自社の技術で何が解決できるかをコンテンツとしましょう。技術系部門から人材確保できない場合は、テクニカルライティングを支援できる企業に依頼してもよいでしょう。

まとめ

Webマーケティングを推進するための社内体制作りには、周囲から理解を得ることが最も大切です。社内リソースで運用できない場合は、社外に依頼することも可能なので一度検討してみてください。

テクノポートでは、さまざまなオンラインマーケティングを支援しています。今後、オンラインマーケティングを始めたいとお考えの方は、ぜひご相談ください。

デジタルマーケティングに関する記事はこちらにまとまっていますのでご参照ください。

この記事の執筆者
藤田純平
製造業勤務、機械系エンジニアライター
執筆テーマ:製造業全般、機械系、開発設計、メカ系、図面

【経歴】
工学系の大学院を卒業後、製造業に就職し10年以上商品開発、設計に従事。商品構想、設計、量産に携わった経験を活かしライター活動を開始。
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