テクノポートの廣常です。自社サイトの改善を考える上で、以下のように悩むことはないでしょうか?
「Webサイトを改善したいが、そもそも自社サイトの現状がつかめていない」
「一般的に製造業のサイトにおいて、どれくらいの集客数で、どういう流入を確保すべきなのか見当がつかない」
今回の記事では「訴求編」として、製造業におけるWebサイト訴求状況を3つのレベルに大別して紹介します。自社のサイトの訴求状況がどのレベルにまで達しているのか、どんなコンテンツが必要かを判断するための参考となれば幸いです。
※集客に関する現状診断に関しては、下記の記事をご参照ください。
この記事の目次
製造業Webサイトの訴求レベル
以下に、それぞれの詳細を見ていきます。
レベル1. 製品・技術を紹介するコンテンツがある
まず目指すべきレベル1の段階は、製品・技術を紹介するコンテンツがある状態です。
当然ではありますが、拡販していきたい製品・技術を紹介するためのページがなければせっかくサイトに集めたユーザーに対しうまく訴求ができません。最低限、上図の掲載内容に記載しているような、製品写真や特徴、対応範囲などがわかるようなページを準備する必要があります。
特に精度やサイズについては「高精密、大型・・・」といった表現だけではぼやけてしまうため、「何μm精度、〜t対応・・・」などと数値的な表現もいれることをおすすめします。
また、掲載時のワンポイントとして以下が挙げられます。
加工品の場合
加工できる製品の全容が分かる写真や表があるとぱっと見で対応範囲が伝わる上、「〇〇が対応できるなら自社の加工も依頼できるかもしれない」と問い合わせへ誘導できるため効果的です。
装置や製品の場合
テキストや画像情報だけでは装置・製品のイメージがわかりづらい場合もあるため、動作中の動画などの掲載があるとより親切です。
レベル2. 会社の信頼性や実績を裏付けるコンテンツがある
レベル2は、会社の信頼性や実績を裏付けるコンテンツがある状態です。
製品・技術についてよく理解いただけたとしても、その会社の取引実績や詳細情報がない場合、問い合わせを躊躇されるケースも考えられます。製品/取引先実績、保有資格、不具合時の対応体制といった製品・技術自体以外の情報もサイドから埋めていき、問い合わせへの後押しをします。
どのような情報を掲載すればお客様に安心してもらえるかはターゲットの種類や業界、商材によってさまざまです。これまでのご商談時によく質問されることの多かった内容や、競合他社のサイトには掲載されていて自社にないものはないかを確認し、必要な情報を洗い出すと良いかと思います。
レベル3. 製品・技術の理解をさらに深めるコンテンツがある
レベル3は、製品・技術の理解をさらに深めるコンテンツがある状態です。
集客施策にも通じますが、より多くの方に自社を認知してもらい問い合わせにつなげるには、自社の技術や製品の導入検討にまで辿り着いていないユーザーにも訴求する必要があります。例えば課題解決事例や基礎知識、他工法(製品)との比較など、周辺の情報も提示することで自社技術・製品へ興味を惹かせます。
一つテーマを設けコンテンツを作成すれば、ただWebページ上に掲載するだけでなく、ダウンロード用のホワイトペーパーやメルマガでの情報発信など有効活用することが可能です。
まとめ
以上、自社サイトの訴求レベルを判断するための要素をご紹介しました。ぜひ一度自社の製品・技術、サイト状況と照らし合わせながら確認してみてください。