noteを用いた企業の宣伝活動のやり方

【執筆者紹介】藤田純平
この記事の執筆者
藤田純平
製造業勤務、機械系エンジニアライター
執筆テーマ:製造業全般、機械系、開発設計、メカ系、図面

【経歴】
工学系の大学院を卒業後、製造業に就職し10年以上商品開発、設計に従事。商品構想、設計、量産に携わった経験を活かしライター活動を開始。
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製造業勤務、機械系エンジニアライターの藤田です。noteはBtoB製造業のコンテンツマーケティングのプラットフォームとして活用できます。noteはSNSとも連携可能なサービスなので拡散効果が高く、これまでのマーケティングではリーチできなかった顧客とつながることが期待できるでしょう。今回は、BtoB製造業が、noteを新しいマーケティングツールとして活用する方法を紹介します。

noteとは

noteは2014年にサービスを開始したコンテンツ配信用のプラットフォームです。個人のクリエイターが多く使っていますが、企業アカウントも増えてきています。企業アカウントでは、事業紹介、商品説明、技術解説など掲載されているコンテンツ内容はさまざまです。

noteが注目される理由

ユーザー数の観点

noteの会員数は260万人、法人アカウントは1,600件あります。また、月間アクティブユーザー(MAU : Monthly Active Users)は6,300万人です。法人の総投稿数は1.8万件です。非常に多くのユーザーがいて活発です。
※いずれも2020年6月時点

他のSNSとの関係性

noteはTwitterやFacebookなどのSNSと連携できます。noteの記事にTwitterやFacebookのアイコンが表示されるので、記事を読んでくれた人が簡単にアクセスできます。また、noteの記事をTwitterやFacebookに共有することも可能です。誰かが自社noteの記事をTwitterでシェアすると、noteの記事へのリンクと、自社Twitterのアカウントがツイートされます。

ユーザーの集客

ユーザーを集めるためには導線が重要です。どんなによいコンテンツであっても届かなければば意味がありません。SNSのTwitterやFacebookは拡散効果が大きいので、連携することで重要な導線となります。また、noteの記事はカテゴリやハッシュタグで検索可能です。noteにはテクノロジーカテゴリーがあり、製造業、IT、ヘルスケアなどの技術紹介記事や取材記事などがあります。発信者は、同じ興味を持っている人にコンテンツを届けることも可能です。

「製造業」とか「工場」などのハッシュタグをつけることで、製造業に興味のある人に記事を届けやすくなります。すでに多数の記事が投稿されていて、例えば、「製造業」タグは1,546件、「工場」タグは963件の記事があります。
※いずれも2021年5月時点

オウンドメディアとして活用

noteは文章、音声、写真、動画などのコンテンツを投稿可能なので、企業はオウンドメディアとして活用できます。自社でオウンドメディアを準備するには、費用、工数が必要ですが、noteを使えば簡単に始められるでしょう。例えば、型抜き加工専門の工場である「有限会社精工パッキング」は型の説明などを投稿しています。また、パイプ曲げ、板金加工の「武州工業株式会社」は、自社サービスの説明、サービス適用効果などを記事にしています。

noteの宣伝活動の始め方

note登録方法

noteトップページの右上の「新規登録」からアカウント登録ができます。メールアドレスまたは、TwitterやFacebookのアカウントを使って登録可能です。

アカウントを設定する

メールアドレス登録の場合、ニックネーム、ID、メールアドレス、パスワードを入力しましょう。利用規約を確認して同意してから仮登録します。仮登録完了後、登録メールアドレス宛に、案内が送信され、本登録が完了します。

目的とターゲットを決める

noteを活用したマーケティングでは、記事の目的とターゲットを決めることが重要です。

記事の目的とターゲットの例

  • 採用を目的、ターゲットは学生
    製造業の魅力を伝える記事や、仕事内容、仕事の様子を書いて興味を引きつけましょう。
  • 自社製品の宣伝を目的、ターゲットはベンダーの購買担当者
    部品メーカーなどの場合、他社より安くて品質のよい製品のアピールをしてリード獲得を狙いましょう。

アカウント説明、記事タイトルの例

noteのアカウント説明や記事のタイトルに目的とターゲットを記載しておくと分かりやすいでしょう。例えば、「製造業の品質保証担当者向けに、省人化可能な外装部品外観自動検査技術を紹介します」というタイトルであれば、目的が自動検査技術の宣伝で、ターゲットが品質保証担当者と分かりやすいです。

noteへの導線を決める

TwitterやFacebookは連携しやすくて、拡散効果もあるためおすすめの導線です。オウンドメディアやnoteの記事は、自社や技術に興味を持ってくれている人がインターネットで検索してたどりついてくれます。そのため、ターゲットの検索アクションが必要です。一方、Twitterは、あるユーザーがシェアしてくれた時に、そのユーザーをフォローしている別の複数のユーザーのタイムラインにあがって、目に入ります。そのため、今までとは異なる層のターゲットにリーチできる可能性があります。

まとめ

noteを活用したマーケティングについて紹介しました。低コストでオウンドメディアとして活用できて、SNSとの連携から拡散効果も期待できます。BtoB製造業にとってnoteやSNSを活用したオンラインマーケティングは新しいターゲットへリーチするのに有効です。

デジタルマーケティングに関する記事はこちらにまとまっていますのでご参照ください。

この記事の執筆者
藤田純平
製造業勤務、機械系エンジニアライター
執筆テーマ:製造業全般、機械系、開発設計、メカ系、図面

【経歴】
工学系の大学院を卒業後、製造業に就職し10年以上商品開発、設計に従事。商品構想、設計、量産に携わった経験を活かしライター活動を開始。
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