【企業向け】ツイートのネタ切れを防ぐには?|ネタ案出しシート(DL可)

【執筆者紹介】廣常 絵梨奈
この記事の執筆者
廣常 絵梨奈
会社名:テクノポート株式会社(大阪オフィス)

表立つことは少なくとも、社会を大きく下支えしているBtoB製造業の技術・製品の奥深さ、ニッチさに強く惹かれテクノポートへ入社。
金属・樹脂加工等のサプライヤー企業から、自社製品を販売するメーカーまで幅広く支援。
商材の強み・商流の理解に特に重きを置き、顧客視点に立った施策を提案。

【経歴】
新卒で入社後、大阪オフィス責任者として近畿圏の製造業Webマーケティングを支援。
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テクノポートの廣常です。Twitterを活用してSNSマーケティングを成功させるためのポイントの1つが、“定期的な”ツイート投稿です。

しかし、ツイートを投稿するためのネタは次々と思い浮かぶものではありません。本記事では、具体的なネタの参考事例や、自社ならではのツイートネタ案を生み出す手法についてご紹介します。

ツイートネタを考え続けるのは一苦労

Twitterにて企業アカウントを運用するためには、定期的なツイートが必要不可欠です。TwitterをはじめとしたSNSは情報の流れるスピードが速く、その時のタイミングや運で「誰に見られるか」が変わるといった面があります。そのため、なるべく定期的な投稿を行い、情報発信を続けていくことが重要です。

また、ツイートの頻度が不定期だと、フォロワーとの関係を深めるのに時間を要したり、運営していないアカウントだと捉えられたりする可能性もあります。

ところが、ツイートのネタを探すことは決して簡単なことではありません。特に、他の業務と兼任されているようなSNS担当者の方は、業務が忙しい中「何を投稿すれば良いかわからない」「ネタが切れた」と悩まれている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

具体的なネタ参考事例

オリジナリティを出すために、ツイートの内容を1から作ろうとすると大変です。以下に、Twitterを上手く活用されている企業様のツイート事例を掲載します。他社の投稿例を参考にすることで、ネタ探しのヒントが見つかるかもしれません。

日常的な話題

事例:株式会社キャステム

フォロワーに親近感を持ってほしいときには、日常的なツイートを含めると効果的です。その日の天気のツイートや、昼食の画像を添えたツイートはどのような層のユーザーでも反応しやすい上に、親しみやすさを感じられます。

加工の様子

事例:株式会社松浦機械製作所

本来、製品の加工現場は実際に工場に行かないと分からないものです。自社にとっては当たり前の風景でも、他の業界に属している人や一般の人にとっては興味深いコンテンツとなり得ます。加工風景や、実験の様子を動画付きでツイートすれば、多くのフォロワーの関心を引き付けられます。

自社の裏話

事例:マクセル株式会社

自社の社名の由来や歴史、社員の裏話などをツイートして、フォロワーの関心を引いてみましょう。特徴的なエピソードであれば、社名や製品名を覚えてもらえるきっかけになるかもしれません。

従業員の様子

事例:株式会社松浦製作所

従業員の様子や、従業員から見た自社の特徴を発信することで、フォロワーはその会社のリアルを感じ取れます。個性的な従業員がTwitterに登場すれば、根強いファンが付くことも。就職活動をしている学生にとっても、社内の雰囲気を知る良いきっかけとなります。

最新ニュースへの言及

事例:株式会社ツバメイータイム

ニュースサイトから自社の業界に関係する最新ニュースをピックアップし、ツイートするのも手段のひとつです。自社のコメントも付け加えると、他のユーザーとの会話に発展するかもしれません。

フォロワーに向けたアンケート

事例:株式会社木村鋳造所

Twitterにはアンケート機能があります。アンケート付きのツイートを見た人であれば、誰でも投票に参加可能です。投票結果から自社製品の人気傾向などを掴むこともでき、マーケティングのリサーチとしても活用可能です。

ユーザー参加型企画

事例:株式会社ハタノ製作所

ハッシュタグ等を活用して、フォロワーを巻き込んだ企画を立てるのも効果的です。普段コミュニケーションを取りづらいユーザーとも交流する機会を得られるかもしれません。投稿型の企画であれば、その参加者のフォロワーに見てもらえる機会も増えるため、二次的な拡散・認知度向上が期待できます。

自社独自の企画

事例:テクノポート株式会社

「ユーザーを巻き込んだ企画は難しい」と懸念される場合は、自社で独自の企画を立ち上げ、その企画に沿った投稿をしてみるのも一つの案です。弊社でも「#製造業あるあるカルタ」と題して、製造業ではたらく「あるある」と、 製造業のお客様をもつWeb会社・マーケティング会社の「あるある」をまとめたカルタを制作し投稿したことがあります。

ネタを考える上での注意点

ツイートのネタを考える上で注意すべき点があるので、ポイントを押さえておきましょう。

政治ネタは出来るだけ避ける

政治的なネタは意見が分かれることも多く、批判や対立が起きてしまうこともあります。炎上を避けるために、企業アカウントでは出来るだけ政治発言は避けたほうが無難といえます。

偏った意見は避ける

Twitterでは、様々な思考・思想を持った人が多く利用しているため、偏った意見はなるべく避けましょう。投稿を見たユーザーが不快な気分にならないように、投稿ボタンを押す前には一度手を止め、今一度確認することをおすすめします。

ネガティブな発言は控える

ネガティブな発言が多いと、フォロワーは不愉快な気持ちになり、場合によってはフォローを外されてしまうことも。企業アカウントではネガティブな発言は控えましょう。

【DL可】 ネタ出しに役立つワークシート

自社で投稿できるテーマを整理し、ネタ出しをするために便利な手法を3つご紹介します。すぐに使えるワークシートもご用意しましたので、必要に応じてご活用ください。

ダウンロードはこちら(Google スライド)

※ 上記ボタンのリンク先へ遷移後、左上「ファイル」タブの「ダウンロード」より取得いただけます。印刷いただくことも可能です。

 

ネタ出し法1:マインドマップ

 

マインドマップとは、頭で思い描いていることを可視化するための発想法です。自分の考えや、思いついたアイデアを整理するために便利です。メインとなる議題を中心に置き、そこから問題点や解決策を木の枝のように分岐させます。

例えば「投稿の目的」を軸にして、そこから考えられるネタを列挙していくというのもおすすめです。

<投稿の目的例>

  1. 認知度向上
  2. ユーザーとの接点強化
  3. 他媒体への誘導
  4. 求人活動

 

ネタ出し法2:マンダラチャート

マンダラチャートとは、9つのマス目にアイデアを記入し、考えを可視化するための発想法です。マインドマップと取り組む内容は似ていますが、派生させる項目の個数が決まっているため取り掛かりやすいのが特徴です。

例えば、「自社」「業界」「中の人 (Twitterの運営者)」を軸にして、どんなネタが隠れているか探してみましょう。それぞれの特徴は一般的でも、各特徴を掛け合わせることで自社独自のツイートネタを生み出すことが可能です。

 

ネタ出し法3:オズボーンのチェックリスト

オズボーンのチェックリストとは、ある対象物に対して以下の9つのチェック項目を基にアイデアを抽出するものです。このチェックリストを使うことで、普段では思いつかなかった視点で対象物を見ることができます。

  1. 転用
  2. 応用
  3. 変更
  4. 拡大
  5. 縮小
  6. 代用
  7. 再配置
  8. 逆転
  9. 結合

例えば、自社製品をテーマとした場合以下のように投稿ネタの企画や、今まで関わりのなかった異業種のユーザーや一般ユーザーに対して、コラボレーションを呼びかけるといったことも考えられます。

  1. 転用 → 「自社製品をBtoC向けに改良するには?(意見を募集)」
  2. 応用 → 「自社製品を〇〇にしてみた(ネタを投稿)」
  3. 変更 → 「自社製品の色を変えてみた(ネタを投稿)」

 

ダウンロードはこちら(Google スライド)

 

まとめ

Twitterのネタ切れ防止をテーマに、具体的な参考事例やネタを考える際の注意点、ネタ出しに役立つアイデア発想法をご紹介しました。SNS担当者としてTwitterの運用をされている方、これからTwitterを導入しようと考えられている方のお役に立てれば幸いです。また、テクノポートでは製造業のSNSマーケティング支援も行なっております。SNS企業アカウントの運用でお困りごとがございましたらお気軽にご相談ください。

この記事の執筆者
廣常 絵梨奈
会社名:テクノポート株式会社(大阪オフィス)

表立つことは少なくとも、社会を大きく下支えしているBtoB製造業の技術・製品の奥深さ、ニッチさに強く惹かれテクノポートへ入社。
金属・樹脂加工等のサプライヤー企業から、自社製品を販売するメーカーまで幅広く支援。
商材の強み・商流の理解に特に重きを置き、顧客視点に立った施策を提案。

【経歴】
新卒で入社後、大阪オフィス責任者として近畿圏の製造業Webマーケティングを支援。
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